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vol.44 - 夕食の直前に甘いものを食べると太りやすい!

要点のまとめ
  • 夕方以降は副交感神経の働きが盛んになりインスリンが多く分泌される
  • インスリンが多くなるほど肝臓で合成される脂肪の量が多くなる
  • 夕食の前に甘いものを食べるとインスリン量が増えて太りやすくなる
夕食30分前のスイーツは太りやすい

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夕食の30分ほど前に甘いものを食べると、夕食で食べたものが脂肪として蓄積されやすくなる。

ブドウ糖が多く含まれた食品を食べると血糖値が大きく上昇し、血糖値に応じて膵臓からインスリンが分泌される。インスリンの分泌量は自律神経に左右されており、副交感神経が盛んに働いているときには胃液とともにインスリンが多く分泌される。

夕方は副交感神経が盛んに働いているため、夕食で体内にブドウ糖が入ってきたときにはインスリンの分泌量が多くなる。インスリンは昼間にはブドウ糖を筋肉細胞に多く取り込ませて、エネルギー化させることが主な働きとなる。

そして、夕方以降は、この働きのほかに、肝臓でブドウ糖を脂肪に合成させ、脂肪が脂肪細胞に蓄積されるのを促進させる。甘いものを食べたことによってインスリンが多く分泌されても、空腹時に軽く口に入れたものには、ブドウ糖が多くは含まれていないので、ブドウ糖を筋肉細胞に取り込ませたあとにも血液中にはインスリンが多い状態になっている。

その状態で夕食を食べることによってブドウ糖と脂肪が多く入ってくると、肝臓での脂肪の合成が盛んになり、さらに脂肪細胞への脂肪の取り込みも盛んになって、普通に夕食だけを食べたよりも体脂肪の蓄積が多くなる。

用語解説

自律神経

動物の機能をコントロールする末梢神経系で、交感神経と副交感神経の2種類の神経系がある。交感神経は内臓や器官の興奮系の働きをしていて、血管の収縮、心拍数の増加、血圧の上昇など、自動車にたとえるとアクセルの役目をしている。副交感神経は抑制系で、ブレーキの役目をしている。

Q&Aコーナー

どれくらいの甘いものならインスリンの分泌量を増やさないで済みますか?

ブドウ糖の量に反応してインスリンは分泌されるので、チョコレートなら一口分くらいの量にしておくべきです。果物には果糖が多く、ブドウ糖が少ないので血糖値は上昇しにくくなっています。同じ甘いものでもドライフルーツは血糖値が上昇しにくく、インスリンの量も増やさないので、空腹を紛らわすのに適しています。

甘いものを食べてインスリンが濃い状態になったときに解消する方法はありますか?

インスリンは昼間は筋肉細胞にブドウ糖を取り込んでエネルギーにする働きが中心で、夕方以降は脂肪の合成と蓄積に回るのが原則です。しかし、夕方であっても筋肉を刺激する運動をすると筋肉細胞に取り込まれるブドウ糖を増やすためにインスリンが使われます。甘いもので血糖値が上がったと感じたら、屈伸運動など筋肉を大きく動かす運動をするとインスリンの濃度を抑えることができるようになります。

甘いものを食べてインスリンが多く分泌されたあとの対処法はありますか?

食前に甘いものを食べたことによってインスリンが濃い状態になっていても、夕食での血糖値の上昇を抑えることができれば、そのあとに分泌されるインスリンの量を減らしていくことができます。血糖値の上昇を抑えるためには、ブドウ糖が多く含まれるご飯などの糖質を減らし、消化に時間がかかるように不溶性食物繊維が含まれた野菜を増やしゆっくりとブドウ糖が小腸に運ばれるように水溶性食物繊維が多い海藻やきのこを食べるといったことが有効です。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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