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vol.59 - 汗が出てきたら発散!筋肉の温めすぎに注意しよう!

要点のまとめ
  • 汗をかくほど脂肪が多く燃焼するわけではない
  • 筋肉が温まりすぎるとリパーゼの活性が低下する
  • 汗が出てきたら発散させながら運動するのがよい
筋肉の温めすぎは要注意

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“汗をかくほど体重が減っている証拠”、“脂肪が燃焼している証拠”と思い込んで、汗をかくために厚着をして運動している人も少なくない。

しかし、これは間違いといえる。

運動をすると身体が温まって汗が出てくるが、これは発汗によって全身の温度の上昇を抑えて、筋肉の温度が高まりすぎないようにするために起こっていること。脂肪分解酵素のリパーゼは筋肉が温まらないと働きが盛んにならないが、その一方で筋肉が温まりすぎると働きが低下して脂肪分解が低下してしまう。

リパーゼの活性度が高まる温度帯は決まっているので、運動をして筋肉が温まると汗を出して、気化熱によって筋肉の温度を下げようとしている。筋肉の温度は平常時には37℃ほどで、運動をして39℃になるとリパーゼの活性が高まり、40℃を超えると活性が低下していく。

運動をして汗が出てきたのは、筋肉内でリパーゼが活発に働いている証拠なので、その状態を保つように、上着を脱ぎ、汗が発散しやすいようにして体温が上がりすぎないようにする、というのが正しい方法。ボクシング選手が汗をかきやすいように着用するサウナスーツは体温を高めてリパーゼを活性化させることには役立つが、汗が出てきてからは筋肉が温まりすぎないように前を開けるか脱ぐようにしたほうがよい。

用語解説

サウナスーツ

運動時の発熱、発汗、代謝向上などを目的とした身体を温める運動用スーツ。保温性、保湿性があり、短時間で体温を上昇させて、脂肪燃焼までの時間を短縮することができる。

Q&Aコーナー

筋肉を温めて汗を多くかく岩盤浴や遠赤外線の温熱などは脂肪燃焼の効果が低下してしまうのですか?

筋肉が温まりすぎる脂肪分解が低下するのは運動をしている場合のことで、温熱による脂肪燃焼とは違う話です。ただ、リパーゼの働きは筋肉の温度が39℃ほどのときに高まるので、温まりすぎない温度で分解を進め、そのあとに興奮状態にさせて脂肪を燃焼させるというように温度に変化をつけるようにしたほうがよいでしょう。

汗をかくと体重が減りますが、ダイエット効果はないのですか?

体の60~70%は水分なので、汗をかくほど体重は減っていきます。人間の身体には恒常性があって、身体に変化があったときには元の状態に戻そうとする働きが起こります。体内の水分は一定に保たれている状態で機能が発揮されるようになっているので、水を飲むだけでも体内の水分は戻り、体重も元に戻ります。減らしたいのは体脂肪なので、汗の量だけでダイエット効果ははかることはできません。

リパーゼが働いている時間を延ばす方法はありますか?

リパーゼは筋肉の温度が39℃ほどに保たれていると働き続け、脂肪の分解が続きます。筋肉の温度を保持するには激しい運動をすることはなくて、ウォーキングなどの一定の負荷がかかり続ける有酸素運動が効果的です。運動をやめてからも筋肉が温まっている間はリパーゼが働き続けるので、筋肉を冷やさないようにマッサージやシャワーなども活用します。

サウナスーツの代わりになるものはありますか?

サウナスーツは値段も高く、運動の途中で脱ぐのは場所などによっては難しいこともあります。筋肉を温めるには上下のスポーツウエアで皮膚を露出させないようにするのが第一。身体からの放熱は、背中からの量が多く、背中を温めるようにすると放熱が減り、全身の筋肉が温まるようになります。そのためには夏場なら背中にタオルを入れるようにします。冬場は温熱カイロをウエアに貼ることでも随分と身体が温まります。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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