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vol.106 - 活性酸素を消去する抗酸化ミネラルとは?

要点のまとめ
  • 体内には活性酸素を消去する酵素があるが加齢で低下する
  • 抗酸化酵素を働かせるためには補酵素としてのミネラルが必要
  • ミネラルは抗酸化酵素の構成成分なので不足させられない
お肌の曲がり角にはSOD

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活性酸素は体内でエネルギーが作られるたびに発生するのに、すぐに身体に影響が現れないのは、体内に活性酸素を消去する酵素があるから。

抗酸化酵素は若い時期には働きが強く、数も多いものの、25歳を過ぎると働きが低下して、数も減っていく。いわゆる“お肌の曲がり角”と呼ばれる時期で、これを過ぎると活性酸素の影響を受けやすくなる。

抗酸化酵素はSOD酵素(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)、グルタチオンペルオキシターゼ、カタラーゼの3種類だが、SOD酵素にはマンガンを補酵素にしてミトコンドリア内で造られるマンガンSODと、亜鉛や銅を補酵素にして細胞内で作られる亜鉛SODと銅SODとがある。

SOD酵素によって変えられた過酸化水素はグルタチオンペルオキシターゼとカタラーゼによって水に変えられ、活性酸素は消去される。グルタチオンペルオキシターゼはセレンを、カタラーゼは鉄を補酵素としている。

このように、酵素を働かせるためには補酵素としてのミネラルが必要になる。SOD酵素のほかにも、グルタチオンペルオキシターゼ、カタラーゼは、たんぱく質のほかに亜鉛、銅、マンガン、セレン、鉄といったミネラルから構成されているので、必ず摂らなければならない。

用語解説

SOD酵素

体内にある抗酸化作用がある酵素。スーパー・オキシド(オキサイド)・ディスムターゼ(super oxide dismutase)は活性酸素を消去する酵素の意味。SOD酵素ではないものの、SOD酵素と同じ働きをする成分はSOD様酵素と呼ばれ、野草や野菜、豆類などに含まれている。

Q&Aコーナー

活性酸素を消すために必要なミネラルを摂るには、何を食べればよいですか?

ミネラルは肉類、魚介類、種、豆、卵のほか穀類の胚芽などの食べにくいものに多く含まれています。抗酸化酵素を働かせるための補酵素を補うためには、多くの種類の食品を摂らなければならないので、多くの種類が組み合わされたサプリメントの活用も考えたいものです。

抗酸化ミネラルを摂れば皮膚の老化を遅らせることはできますか?

皮膚の老化は、栄養不足、酸素不足、活性酸素、有害物質などによって進んでいきます。マイナス要因が、どれくらいあるのかによって、また活性酸素の影響を、どれくらい受けているのかによっても、抗酸化ミネラルの効果は変わってきます。しかし、抗酸化ミネラルが不足すると細胞レベルから老化が進んでいくので、それを防ぐ効果は大いに期待できます。

ミネラルが多い酵素食品を食べれば活性酸素は効果的に消えますか?

酵素はミネラルによって活性化するので、酵素とミネラルを一緒に摂れば抗酸化力は高まると考えがちです。しかし、酵素食品は植物を発酵させて細胞の中の酵素を取り出したものなので、人間の酵素ではありません。抗酸化酵素が含まれていたとしても、これも人間の身体に働くものではありません。酵素を摂ることより、抗酸化酵素に必要な微量ミネラルを多く摂ることを考えたいものです。

抗酸化酵素の働きを高めるためには何をすればよいですか?

抗酸化酵素が盛んに働くようにするためには、酸素が必要です。運動をすると活性酸素が多く発生するものの、運動によって取り込んだ酸素が抗酸化酵素の働きを高めるので、運動量に比例して活性酸素が増えるわけではありません。抗酸化ミネラルを摂るのと同時に有酸素運動をすることで、抗酸化酵素が効果的に活性酸素を消去するようになります。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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