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vol.147 - 酵素を働かせるには補酵素が必要

要点のまとめ
  • 補酵素があることで酵素が働く
  • 亜鉛とマグネシウムは合計500種類の酵素の補酵素
  • 水溶性ビタミンは補酵素の構成成分
酵素を働かせるには補酵素が必要

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全身の細胞は化学反応によって正常な働きをしているが、その化学反応に必要な酵素が作用するためには、酵素と組み合わされて働く補酵素が必要になる。細胞内に酵素が充分にあったとしても、補酵素が不足していると充分に機能が発揮されなくなるか、酵素がまったく機能しないこともある。

酵素の英語名はエンザイム(enzyme)で、それを補う補酵素がコエンザイム(coenzyme)。補酵素の多くはミネラルであり、ミネラルの中でも亜鉛は約200種類の補酵素、マグネシウムは約300種類の補酵素となっている。

このほか鉄や銅、マンガンなどが主な補酵素となっている。ビタミンにも補酵素の作用があり、ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ナイアシン、ニコチン酸、パントテン酸、ビオチン、葉酸などの水溶性ビタミンの大部分が補酵素の成分となっている。

ミネラルは補酵素そのものになるが、ビタミンは補酵素を構成する成分となっている。このほかにもビタミンと同じような働きをするビタミン様物質が補酵素となっている。

コエンザイムQ10はメチル基と結びつく側鎖が10単位ある補酵素ということで命名されたもので、ビタミンQとも呼ばれ、これもビタミン様物質となっている。

用語解説

ビタミン様物質

ビタミンに似た生理作用がある有機化合物。ビタミンは食品として摂らなければならないが、ビタミン様物質は体内で合成できる。ビタミン様物質の必須ビタミンはビタミンF、ケルセチンはビタミンP、コエンザイムQ10はビタミンQ、α-リポ酸はビタミンNと呼ばれる。

Q&Aコーナー

補酵素となる水溶性ビタミンを摂るときには何を注意すればよいですか?

水溶性ビタミンは水に溶けて吸収されます。飲食をすれば胃の中には水分があるので、吸収されやすくなっています。また、空腹時に摂っても吸収されます。水に溶けるということは、食材を洗ったときには水溶性ビタミンが溶け出ることになるので、あまり水洗いをせずに調理することがすすめられています。

水溶性ビタミン以外のビタミンは補酵素にはならないのですか?

油に溶けるタイプの脂溶性ビタミンは、脂肪が一緒でないと溶けることができないので吸収もされません。脂溶性ビタミンが脂肪と一緒に吸収されても、酵素はたんぱく質で脂肪がないので、補酵素として使われることもないのです。水溶性ビタミンは体内に残りにくいので、毎日、摂らなければなりません。

亜鉛とマグネシウムだけを補えば酵素の働きを高められますか?

亜鉛は約200種類、マグネシウムは約300種類の酵素に対する補酵素になっているといっても、合計で約500種類の酵素というわけではありません。亜鉛もマグネシウムも補酵素になっている酵素もあります。体内の酵素は約3000種類あるというので、数百種類の酵素の働きをよくしたとしても、まだまだ足りません。多くの種類のミネラルと水溶性ビタミンを補うことが必要です。

コエンザイムQ10を使えば全身の代謝が高まりますか?

コエンザイムQ10は補酵素そのもので、多くの酵素の働きを高めるうえに、抗酸化作用が強く、酵素の働きをサポートしてくれます。ただ、コエンザイムQ10の主な働きは脂肪の燃焼の補助で、脂肪が多い食生活では脂肪燃焼に多く使われて、他の働きをするためには不足しがちなので、期待しすぎてはいけません。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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