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vol.232 - ながら食いに注意しよう

要点のまとめ
  • 血糖値が上昇すると満腹中枢が働くようになる
  • 他のことに集中していると満腹を感じにくくなる
  • 楽しい気分の適度な会話は消化・吸収がよくなる
ながら食いに注意しよう

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食事をすると満腹感が得られるのは脳にある満腹中枢が働くから。満腹中枢はブドウ糖の量に反応するので、ブドウ糖が多く含まれる糖質(ご飯、麺類、パンなど)を摂ることで満腹感が得やすくなる。

そして、食欲が抑えられ、食べることを止められる。血糖値の上昇の度合いは人によって異なっているが、茶碗1杯分のご飯、パンなら10枚切りで2枚、麺類なら3分の2玉ほどの量を食べれば血糖値が上昇して、満腹中枢が働くことになる。

それは食事に集中して食べたときのことで、集中していないと血糖値が上昇しても満腹中枢が働きにくくなり、食べすぎてしまうことになる。

特に満腹中枢が働きににくくなるのは、テレビやコミックなどを見ながら食事をしたり、おしゃべりに熱中しながら食事をしたときで、充分な量を食べても満腹感を感じにくくなる。

いくら早く満腹を感じるといっても、周りの他の人がいるときに、黙って食事にだけ集中して食べるというのはつらいものがある。緊張感は消化液の分泌を低下させて、吸収も低下するので、血糖値が上昇しにくくなる。

だから、緊張をせずに、楽しい気分で食べられるように、食事に集中しながらも会話を楽しみながら食べるのがよいということができる。

用語解説

消化液

消化腺から消化管に分泌される消化を助ける体液で、消化酵素が含まれる唾液、胃液、膵液、腸液などと、消化酵素が含まれないが脂肪の消化を助ける胆汁がある。消化酵素は炭水化物分解酵素(アミラーゼ、マルターゼなど)、たんぱく質分解酵素(ペプシン、ペプチターゼなど)、脂肪分解酵素(リパーゼ、胆汁酸)の3種類がある。

Q&Aコーナー

集中しないでテレビを流しておくだけなら影響はありませんか?

テレビを見ながらだと、ついつい食べすぎてしまうという人は別ですが、テレビ番組に見入るようなことがなければ、適度に何かの番組が流れているのはストレスがかかりにくく、テレビが映っていることで、かえって食事に集中できるという人も少なくありません。

テレビを見ながらでも食べすぎないなら問題はありませんか?

テレビを見ることで食べすぎるかどうかは、テレビを消して食べることと、いつものようにテレビを見ながら食べることを比べてみないとわかりません。点けても消しても、あまり変わりがないようなら、テレビの番組が食事には影響を与えていないことがわかります。

リラックスして食事ができるなら友達と話をしながらでも構いませんか?

リラックスした気分で食べることは必要です。しかし、話をしながらだと、ついつい話の内容に引き込まれたり、一緒のペースで食べるようになって、食べる量が増えたり、早く食べたりしがちです。そういったことがなければ、友達との会話を楽しみながらの食事はよいことです。

ながら食いをしても大丈夫なことはありますか?

読みたい本や雑誌、見たいテレビ番組やDVDなどは、ながら食いをすると満腹中枢が働きにくくなりますが、あまり気を入れていないことなら、神経が食べ物に向かうので大丈夫です。雑誌はパラパラめくる程度、テレビはバラエティーくらいなら問題は起こりにくいはずです。

甘いもので満腹中枢を働かせるには、どれくらいの量を食べればよいですか?

ブドウ糖が満腹中枢を働かせるわけですが、砂糖は半分がブドウ糖なので1~2gほどです。これだけの砂糖を摂ってから食事をすると、血糖値が早く上昇して、いつもの量を食べていなくても早く満腹感を感じます。お菓子でも、ほんの一口程度でも充分な量です。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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