日本の食料自給率は低い? 高い?…子どもを持つ母親たちに調査

日本の食料自給率について関心がありますか?
トレンド総研は、食に対する意識が高いと考えられる、子どもを持つ主婦を対象に、食料自給率と食の安全について調査を実施した。

まず、母親たちに食料自給率への関心度について聞いた。その結果、「日本の食料自給率に対して関心がある」という母親は73%となり、「日本の食料自給率は低いと思う」という人は93%だった。続いて、「日本の食料自給率の今後」について聞いたところ、およそ9割(87%)が「上げるべき」と答えた。

しかし、先日の農林水産省の発表によると、2012年度の日本の食料自給率(カロリーベース)は39%だった。そこで、「日本の食料自給率はどの程度だと思いますか?」と選択肢式の質問を行ったところ、「約40%」と正解を選んだのは、わずか16%であった。

また、「食料自給率の向上のために効果的だと思う取り組み」を複数選択形式で選んでもらったところ、「効果的だと思う」という母親がもっとも多かったのは「地産地消を心がける」(93%)。以下は、「国産の野菜を優先的に利用する」(92%)、「国産の穀物を優先的に利用する」(92%)、「旬の食材を食べる」(91%)、「国産の肉を優先的に利用する」(88%)などの順で、地産地消や国産の穀物の優先的な消費や旬の食材を食べるなど、正しい理解をしている項目が多い。

このほか、「子供の安全のためには、どのような食品を選ぶべきだと思いますか?」と聞いたところ、「無添加食品」(55%)、「無農薬・低農薬の食品」(52%)といった回答を抑えて、「国産食品」(73%)がトップだった。
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