大豆は世界各国で注目されている健康食!…microdiet.net

節分の豆(イメージ写真)
サニーヘルスは、同社が運営するmicrodiet.netにて、調査レポート「節分の豆・大豆は世界でも注目の健康食品!」を公開した。

去る2月3日は節分。節分とは、「季節を分ける」ことを意味し、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日を指すという。

中でも新年の始まりに相当する「立春」の前日にあたる節分がもっとも重要視されたため、現在の形として残ったといわれ、一年の災いを払うための厄落としが年中行事として行われている。

では、節分になぜ豆をまくのか? それは、豆には「穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっている」という信仰、また語呂合わせで「魔目(まめ→豆)」を鬼(魔)の目に投げつけて鬼を滅する「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることにより邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあるためだと言われている。そして、鬼を退治した豆を自分の年齢(数え年)の数だけ食べ厄除けとするのが、節分の慣習だ。

大豆は豆の王様だと言われ、「畑の肉」と呼ばれるほど豆類の中でもタンパク質の含有量がもっとも多く、体内で合成できない必須アミノ酸をバランスよく含んでいる。

現代人の食生活は、動物性タンパク質・脂質の摂取が増えてきており、それに伴い肥満をはじめとする成人病も増加傾向。これを防ぐには、動物性タンパク質を減らし、植物性タンパク質を多くとることが重要だろう。そういった意味でも、大豆は植物性タンパク質を摂取するのに最適な食品と言えそうだ。

大豆には脂肪も含まれているが、動物性脂肪のように、コレステロールを含んでいないという優れた点もある。

ほかにも特筆すべき栄養素として、女性ホルモンに似た、更年期障害、生理不順、骨粗しょう症、前立腺ガンなどの改善に効果があるといわれ、悪玉コレステロールの増加を抑えて血管の疾患を予防する効果もある「イソフラボン」がある。

また、余計なコレステロールや血液中の中性脂肪を減らす作用や、高血圧症、動脈硬化、高脂血症などの血管疾患の予防をする効果もあり、神経の伝達をスムーズにして、認知症や記憶力の低下を防ぐ効果もあるとされている「レシチン」も含まれる。

さらに、悪玉コレステロールを下げ、脂肪の蓄積予防、抗酸化・抗炎症作用、肝機能の向上機能もある「サポニン」、そのほかにビタミンやミネラルも含み、ビタミンB1、B2、E、葉酸、カルシウム、カリウム、鉄、マグネシウムなどが豊富である。

大豆は、世界でも健康食品として注目を浴びている食品であり、日本では大豆はそのままの形で食べるだけでなく、味噌、醤油、納豆、豆腐など様々に加工され、和食には絶対に欠かせない食品。

しかし、日本人の大豆摂取量は若年層ほど少なくなってきているという。メディアの影響もあってか、「大豆イソフラボン」が注目され、サプリメントなどが販売されているが、イソフラボンは過剰摂取による弊害も問題として挙げられているようだ。

大豆はあくまでも「食品」として、毎日の食事に取り入れる程度が適量。サプリメントに頼らず、栄養は食品からとるようにしたいと、サニーヘルスのレポートで紹介されている。
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