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「スパークリング清酒」がヒットした理由

スパークリング清酒の注目銘柄(清酒規格の主な商品) ※価格については販売店舗にお問い合わせください
2014年8月10日(日) 12時00分 提供元: RBB TODAY
スパークリング清酒の注目銘柄(清酒規格の主な商品) ※価格については販売店舗にお問い合わせください
スパークリング清酒の注目銘柄(清酒規格の主な商品) ※価格については販売店舗にお問い合わせください
スパークリング清酒の例:澪
スパークリング清酒の例:澪

 ここ数年、「スパークリング清酒」(発泡性清酒)の市場が伸びている。先駆者である「すず音」が有名だが、2011年に登場した宝酒造の「澪」が大躍進し、トップブランドとして流行を牽引。その他酒造もスパークリング清酒を発売するようになった。

 「澪」「すず音」の他には、「人気一瓶内発酵 スパークリング純米吟醸」(人気酒造)、「六歌仙純米ひととき」(六歌仙)といった注目銘柄があげられる。

 業界紙である『日刊醸造産業』速報によると、シェア1位の「澪」は、2013年度は前年度比4倍の年間60万ケース(300ml×12)を販売し約1万2000石(1石180L)の出荷となっている。シェア2位の「すず音」は、約11万ケース弱を発売し2013年度実績は前年度比6.2%プラスの約2200石だ。

 このように「スパークリング清酒」ジャンル、とくに「澪」がヒットした理由について、酒文化研究所では、「これまで“お酒”自体を飲まなかった若年女性にフォーカスした」ことを一因としている。清酒独自の製法から、米本来の甘さを引き出したことで、女性好みのすっきりとした甘さになっている製品が多く、低アルコールニーズをくみ取り、アルコール度数4~6度に設定されているのもポイントだ。またスパークリング系であることが、シャンパンのようなおしゃれさを感じさせているという面もあるかもしれないとのこと。

 また酒文化研究所は、「澪」の市場投入が「スパークリング清酒」ジャンル全体の拡大に貢献したと分析する。新カテゴリーの成長には市場を牽引する商品が不可欠で、宝酒造のように高品質な商品を安定的に流通させられる和酒メーカーは少なく、商品およびカテゴリーを認知させるマスコミュニケーションも適切だったという。

 同じく酒文化研究所よると、市場では、梅酒や柚子酒などの甘酸っぱいリキュール類が数年前から増加基調にあり、またスパークリングワインのような発泡性の酒類も浸透しており、スパークリング清酒を受け容れる下地は整っていたという。発泡性飲料の人気は、缶チューハイなどソフトアルコール全般の成長トレンドとも同調しているそうだ。

 宝酒造が推定するスパークリング清酒の市場規模は1万8000石(324万リットル)。上位2社で市場の8割を占めており、これでも国内清酒市場の1%未満だが、さらなる伸びしろを期待できるカテゴリとして注目されている。実際、スパークリング清酒市場は1~5月の出荷量が前年同期比30.4%増と、好調が続く。

《冨岡晶@RBB TODAY》
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