食後のシャワーで脂肪の合成を抑制!

食後にも熱めのシャワーを
この記事の概要
  • 食事をして30分ほどしたら熱めのシャワーを浴びる
  • 筋肉運動をしなくても交感神経を刺激する
  • 42℃以上の熱めのシャワーを10分間が基本

食事をしたあと血糖値が上昇し、血糖値に応じてインスリンの分泌が盛んになるのは食べ始めてから30分ほどしてから。この時間帯にインスリンが多く分泌されるほど肝臓で脂肪が多く合成されるようになる。

そこで、インスリンの分泌を抑えることによって、脂肪の合成と体脂肪の蓄積を抑えることができるようになる。そのためにシャワーが活用されている。

食後に自律神経の交感神経を刺激する方法は、運動選手の体脂肪コントロールに使われ、その刺激法として一般にはダンベルダイエットと呼ばれている筋肉運動が行われている。

しかし、食事を始めて30分間は消化が盛んな時間帯であり、胃腸とともに身体を休めることが原則。そのため、筋肉運動をすることなく自律神経をコントロールする方法としてシャワーによる温熱刺激が用いられるようになった。

食後のシャワーは、42℃以上の温度で10分間ほど浴びる。これによって交感神経が活発に働くようになり、胃液とインスリンの分泌量が低下して、脂肪の吸収量が減り、肝臓での脂肪合成も抑えられるようになる。

この熱めのシャワーを浴びることによって交感神経の働きが盛んになるので、そのあとに身体を動かしたくなるものの、交感神経が刺激された分を補うように身体を休めるようにしたい。

用語の解説

ダンベルダイエット

筋肉を増やすことで代謝を高め、脂肪燃焼を高めることを目的に開発されたダイエット方法。もともとは運動選手の体脂肪コントロールの方法として研究されたが、女性でも筋肉をつけるとやせられる、ということでメディアに取り上げられて人気となった。勢いをつけて持ち上げるのではなく、できるだけ時間をかけて上げ下げすることで筋肉量を増やすことができる。

よくある質問

食後にシャワーを10分間も浴びるのは面倒ですが、ほかに方法はありませんか?

本来なら食事をして30分後に10分ほど筋肉運動をするところを、シャワーを浴びるだけで同じ効果を得ようとするのが、この方法です。同じ時間なら運動よりもシャワーのほうが簡単で、継続もしやすいのですが、他の方法というならダンベル運動を10分ほどするしかありません。

重いダンベルで筋肉に強い刺激を与えるほどダイエット効果は高まりますか?

ダンベルダイエットは、女性でも筋肉をつければ筋肉の代謝が高まって脂肪の燃焼がよくなると言われましたが、筋肉を刺激することで筋肉を増やす働きがあるのは男性ホルモンなので、女性は筋肉が増えにくくなっています。筋肉を刺激して交感神経に切り換えるのが大切なので、無理をして重いものを持つのではなくて、1kgほどでもよいので回数をこなして筋肉を刺激するようにします。

どれくらいの時間、ダンベルで運動をすれば効果がありますか?

筋肉を刺激して、交感神経の働きが盛んになるまでの時間は、個人差もあり、どれくらいの負荷がかかったのかにもよって違ってきます。ダンベルダイエットは、交感神経に切り換わって、うっすらと汗が出てきた状態が5~10分も続けばよいので、それを目安にしてください。

ダンベルの効果的な使い方はありますか?

ダンベルの上半身運動をしている人を見ていると、勢いよく腕を動かして持ち上げ、下ろすときには力を抜いていることが多いようです。力を抜いて下げると、あまり筋肉は刺激されません。筋肉の緊張を高めることが大切なので、持ち上げるときも勢いをつけずに、ゆっくりと上げて、下げるときもゆっくりという方法で筋肉の刺激を強められます。

監修者
内閣府認証 NPO法人日本メディカルダイエット支援機構
イラスト
日暮ろこ子
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