- 半身浴は身体を半分お湯につけることではない
- 交感神経が盛んな状態を保って脂肪燃焼を促進する
- 身体が冷えてきたら再び身体を温めてから継続する
半身浴は、脂肪の燃焼を盛んにしてダイエット効果を高める方法として知られている。しかし、正しい方法を知らずに、効果が得られていない人も少なくない。
半身浴は交感神経の働きが盛んな状態を継続することによって、全身浴と同じような体脂肪の燃焼効果を得ることができる入浴法。肩までつかった全身浴では10分間で100kcal 程度のエネルギー消費量があるが、42℃以上の熱めのお湯に長い時間つかっていると脳が温まり、のぼせる状態になる。
入浴によるのぼせは、脳が温まりすぎて、脳に運ばれる酸素量が低下することが原因。これを防ぎながら燃焼効果を高めることができるのが半身浴のメリット。
熱めのお湯に肩までつかり、自律神経の働きを交感神経に切り換えてから、ヘソから上を湯面から出して半身浴に移る。交感神経が盛んに働いている状態で半身浴を続けると、血流が盛んな状態を保てるので、全身浴と同じように身体が温まり、体脂肪の分解と燃焼を盛んにすることができる。
半身浴を続けていると、身体が冷えてきて交感神経から副交感神経に切り換わってくる。身体が冷えてきたら、再び肩までつかるか、熱めのシャワーを浴びて交感神経に切り換えることで、再び体脂肪の分解と燃焼を盛んにしていくことができる。
用語の解説
- 全身浴
よくある質問
半身浴は長く続けたほうがよいと言われますが、寒くて続けられません。どうすればよいですか?
半身浴は身体が温まっていなければ意味がありません。まず、全身浴かシャワーで身体を温めてから半身浴をします。下半身をつけるお湯の温度は42℃以上をキープします。体が冷えてきたら、すぐに全身浴か熱めのシャワーで身体を温めてから続けるようにします。
入浴しても、のぼせないようにするには、どうしたらよいですか?
お湯の温度が42℃を超えないようにすることが第一です。熱いお湯に長く使っていると、血圧が高まって脳に多く送られた血液がとどまるようになって、酸素が送られにくくなるので、酸素不足になってしまいます。42℃を超えたお湯に入っても効果が高まるわけではなく、交感神経に切り換わってから長くつかっていても、それほど効果は変わらないので、交感神経に切り換わったら全身浴から半身浴に移るようにします。
半身浴の効果を高めるためにプラスしたほうがよいことはありますか?
軽い上半身の体操でもよいので、身体を動かして筋肉を刺激するようにします。筋肉が動くと交感神経の刺激が高まります。また、筋肉の中を通っている血管が収縮されて、ポンプ作用によって血流も高まります。腰かけたまま頭の後ろで手を組んで、腹筋を緊張させて前後に身体を動かすことで、温まった下半身の血液を上半身へと上昇させて、脂肪の分解と燃焼を盛んにすることができます。
全身浴と半身浴を繰り返すには、どうしたらよいですか?
シャワーでは熱めであっても全身を温めるまでには時間がかかります。そのため10分ほどは浴びなければなりません。寒い季節には、もっと長い時間が必要になります。入浴のほうは季節に関係なく、全身を同じように温められます。効果的に半身浴をするには、お湯の量を減らさずにバスタブの淵に腰かけるか、お湯の中に腰かけを入れるかして、高さを調整したらよいでしょう。
- 監修者
- 内閣府認証 NPO法人日本メディカルダイエット支援機構
- イラスト
- 日暮ろこ子
