- 週末に太る人は運動不足と食べすぎが原因
- 太りやすい時期には運動を増やすよりも食事を見直す
- やせやすい時期には運動をする機会を増やそう
女性の場合は生理周期によって、やせやすい時期があり、月単位や週単位の生活パターンによっても太りやすい時期、やせやすい時期がある。その周期と時期を体重と体脂肪率の記録と見比べることによって、それぞれの人に適した、より良いダイエット法を見つけることができる。
女性にも男性にも、よく見られるのは週末に太る傾向。週末に太る人は、週末に飲食が多くなり、身体を動かす機会が少なくなる傾向がある。生理周期に合わせたダイエットと同じように、体重が減りやすい時期には運動などのエネルギーを消費する行動の効果が現れやすく、体重が増えやすい時期にはエネルギー消費の行動の効果が現れにくくなっている。
太りやすい時期には、運動をして体重を減らすことよりも、食事を見直して太るのを抑えるようにするとよい。太りやすい時期に、体重が増えないようにすることができれば、次に巡ってくるやせやすい時期に運動量を増やすなどしたときに、その効果が現れやすくなる。
こういった行動によって体重をコントロールする方法は行動療法と呼ばれているが、やせるタイミングと、その行動について多くの機会に気づくことができれば、それだけやせるチャンスは多くなる。
用語の解説
- 行動療法
よくある質問
週末の食べすぎを抑える方法はありますか?
1人になると他にやることがないために食べすぎる人もいれば、逆に友達などと一緒だと食べすぎる人もいます。時間がある週末に料理をすると作りすぎて食べすぎる人もいれば、週末には普段は食べないものを外食で選んだために太る人もいます。自分が、どのタイプなのかを判断して、食べすぎないほうの行動を取るようにすることです。
太りやすい週末には何をすれば太らないようになりますか?
友達と会ったときに食べすぎるなら会う回数を減らしたらいい、といっても、そうもいかないという人は多いかもしれません。食べる機会が多い友達と会うよりも、活動的な友達と会って身体を動かす機会を増やすようにします。週末に一緒に行動する人は、ダイエットを考えて新たな出会いを見つけるようにしたらどうでしょうか。
食べたくなる気持ちを抑える、どうすればよいですか?
食べないと決めてしまうと、それがストレスになって、かえって食べたくなってしまいます。食べてしまった自分を責めて、もうダメだと思ってしまったら歯止めが効かなくなって食べすぎることにもなります。食べないのではなく、食べる量を減らすことから始めるようにします。
やせる時期を見つけやすくする方法はありますか?
1か月サイクルや1週間サイクルのように周期的にやせやすく、太りにくい時期があるなら体重や体脂肪をチェックして、やせやすい時期には運動の機会を増やして、太りやすい時期には食事量やエネルギー量が高い食事の回数を減らせばよいでしょう。食事の内容や行動によって体重や体脂肪が変動する人は、これらを記録するのと同時に、何をしたか、太るような何を飲食したかということも一緒に記録すると、何をすべきかが見えてきます。
- 監修者
- 内閣府認証 NPO法人日本メディカルダイエット支援機構
- イラスト
- 日暮ろこ子