- 筋肉細胞へのブドウ糖の取り込みをミネラルでサポート
- ビタミンB₁がブドウ糖の燃焼を促進
- さらにクエン酸とヤーコンで燃焼を進める
血液中のブドウ糖が増えて血糖値が上昇したときには、膵臓から筋肉細胞にブドウ糖を取り込む作用があるホルモンのインスリンが分泌される。インスリンには肝臓での脂肪の合成を進める作用があるものの、昼間の時間帯にはブドウ糖を燃焼させる働きのほうが強くなる。
また、昼間の活動や運動などによってブドウ糖が筋肉細胞に多く摂り込まれるときにインスリンが使われるので、インスリンによる脂肪合成を抑えることができる。インスリンが分泌されても、それだけでは筋肉細胞にブドウ糖が取り込まれるわけではなく、ブドウ糖を取り込む部位にある酵素を働かせるためにミネラルの亜鉛とクロムが必要になる。
筋肉細胞の取り込まれたブドウ糖を燃焼させるにはビタミンB₁が必要になるが、吸収率が低くなっている。ニンニクに含まれる特有の成分のアリインと酵素のアリナーゼが結びつくとアリシンとなり、アリシンはビタミンB₁と結びついてアリチアミンとなる。
アリチアミンとなるとビタミンB₁の吸収率が2倍ほどにもなって、ブドウ糖を燃焼させる力も2倍に高まる。このほかサプリメント素材に使われるクエン酸、ヤーコンにもブドウ糖の燃焼を高める効果が認められている。
用語の解説
- アリシン
よくある質問
ニンニクとビタミンB₁を多く摂れば、ブドウ糖を燃焼させて血糖値を低く抑えることができますか?
ビタミンB₁は吸収されにくいビタミンで、多く摂っても1回に5~10mgほどしか吸収されません。それ以外の量は吸収されずに流れて行くだけです。この低い吸収率を補うのがアリシンで、ビタミンB₁のサプリメントを多く摂ることよりもアリシンとの組み合わせで吸収率を高めることを考えるべきです。
亜鉛とクロムのサプリメントを摂ればブドウ糖の燃焼は進みますか?
筋肉細胞にブドウ糖を取り込む酵素は、よく回転ドアにたとえられます。回転ドアの錠前をはずす鍵がインスリンで、鍵が多ければ回転ドアは開くようになります。回転ドアは開いても錆びついていては回転しにくく、回転をよくするための潤滑油の役割をするのが亜鉛とクロムです。これ2つのミネラルは筋肉細胞への取り込みをよくするためのもので、燃焼するかどうかはビタミンB₁の量と筋肉運動にかかっています。
ブドウ糖の取り込みと燃焼を進めるサプリメントを摂れば、血糖値は下がりますか?
インスリンが多く分泌されて筋肉細胞に取り込まれるブドウ糖の量が増えても、ブドウ糖が燃焼されにくい人がいます。これは“インスリン抵抗性”とって日本人は他の国の人に比べて、この体質の人が多く、太っている人に特に多くなっています。これは肥満細胞からインスリンの働きを悪くする生理活性物質が出されているからだと考えられています。
血糖値が下がれば脂肪が溜め込まれることはなくなりますか?
血液中のブドウ糖の量に反応して膵臓からインスリンが分泌されるので、血糖値が上がればインスリンが多くなり、血糖値が下がればインスリンが少なくなります。インスリンが少なくなれば肝臓での脂肪の合成と脂肪細胞への蓄積が減るわけですが、食事から摂る脂肪が多くなるほど、飲酒量が増えるほど肝臓での脂肪の合成が進むので、血糖値を下げれば脂肪の蓄積が減るというわけではありません。
- 監修者
- 内閣府認証 NPO法人日本メディカルダイエット支援機構
- イラスト
- 日暮ろこ子
