- 食事は低脂肪の動物性たんぱく質を積極的に摂る
- 運動は夕食前の空腹時にやると筋肉が増えやすい
- サプリメントは代謝を高める成分が向いている
食事
さっぱりとした食べ物が好きで、肉類、魚介類を食べる量が少ないために筋肉の量が少なく、代謝が低いことから、低脂肪の肉類、魚介類、たんぱく質の多い豆類(大豆、納豆、豆腐など)を多めに摂るようにする。
肉類は筋肉をつけるのに効果的な動物性たんぱく質だが、低脂肪のものを選んでも肉類を多く摂ると脂肪の摂取も多くなるので、脂肪の吸収を抑える食物繊維も摂るようにする。
運動
食事だけでは筋肉を増やして、代謝を高めることはできないので、運動が必要となる。夕食前の空腹時に筋肉運動をすると、そのあとの食事は筋肉がつきやすくなる。
この方法では脂肪の蓄積も抑えられるが、効果的に脂肪を燃焼させるためにはウォーキングを中心とした有酸素運動も取り入れるようにする。
サプリメント
筋肉をつけて代謝を高める成分が向いている。
用語の解説
- 代謝を高める成分
よくある質問
β2アドレナリン受容体遺伝子タイプ特に注意することは何ですか?
代謝が低いために、食事量が多くなると太りやすいので、和食系のメニューを増やします。筋肉を増やすためのたんぱく源は、どうしても脂肪の摂取量が多くなるので、水溶性食物繊維を多く摂るとともに、脂肪の燃焼を進めるサプリメントの活用が有効になります。
たんぱく質が含まれる食品を食べていれば筋肉は増えますか?
筋肉を増やすには筋肉を刺激する運動が必要です。筋肉を主に増やす働きがあるホルモンは男性ホルモンなので、どうしても女性は運動しても筋肉が増えにくくなっています。筋肉が増えるのは運動をしているときではなく、眠っているときなので、運動をした日には早めに寝るようにして熟睡することが必要です。
筋肉を増やすためには、どんなたんぱく質を食べればよいですか?
筋肉を増やしやすいアミノ酸のバランスがよいのは肉類、魚類、卵、大豆などです。筋肉に近いタイプは肉類なので肉食を増やしたいところですが、一般には肉には脂肪が多く含まれているので、脂肪が少ない鶏ささみや、脂身の部分はカットして食べるようにします。
筋肉を増やすのに効果的な運動の種類は何ですか?
脂肪を燃焼させる効果が高いのは有酸素運動ですが、歩いたり、走ったりしただけでは筋肉は増えにくくなっています。腕立て伏せや腹筋運動、スクワットといった筋肉を強く刺激する運動も取り入れるようにします。β2アドレナリン受容体遺伝子タイプの人が太りにくくするためには無酸素運動の筋肉刺激でもよいのですが、太ってきた人は脂肪の燃焼がよくないので、有酸素運動を増やすようにします。
- 監修者
- 内閣府認証 NPO法人日本メディカルダイエット支援機構
- イラスト
- 日暮ろこ子