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vol.127 - ホルモンはわずかな量で大きな変化を与える

要点のまとめ
  • ホルモンは決まった細胞にしか働かない
  • 極めて少ない量で作用するので環境の影響を受けやすい
  • 女性は急激なホルモンの変化が更年期障害の原因
ホルモンは環境の影響を受けやすい

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ホルモンは1種類で特定の細胞に作用するもので、他の細胞には作用することができない。それは細胞の種類によってそれぞれ異なるホルモン受容体があり、決まったホルモンにしか反応しないようになっているから。

これは鍵と鍵穴の関係にたとえられる。ホルモン(鍵)がホルモン受容体(鍵穴)に当てはまることでホルモンの情報が細胞に伝えられて、反応が起こる。ホルモンの分泌量はピコグラム(1兆分の1グラム)という極めて微量な量でしかない。1兆分の1の量は、25メートルプールの水に1滴という極めてわずかな量に当たる。

これほど少ない量で働いているため、水や空気の汚染、飲酒や喫煙、農薬や食品添加物、疲労や睡眠不足、身体の酸化、活性酸素、ストレスなどの影響を受けやすく、わずかな変化でも大きな変化が起こりやすくなっている。ホルモンの分泌量は、男性では徐々に低下していくのに対して、女性は20~30歳がピークで、50歳前後になると大きく減っていく。

特に変化が大きいのは女性ホルモン(エストロゲン=卵胞ホルモン)で、その分泌量は急激に減少し、生理不順、頭痛、イライラ、うつ、ほてり、発汗、骨量の減少など、さまざまな変調を起こす。これが更年期障害と呼ばれるもの。

用語解説

更年期障害

閉経後の女性が卵巣の機能が低下することで、エストロゲンが欠乏することによってホルモンバランスが崩れて起こる症状。医療機関で更年期障害と診断されるのは該当する年代の情勢の20~30%ほどとされている。自律神経失調症に似た頻脈、血圧上昇、微熱、のぼせ、多汗、頭痛、腹痛、腰痛、うつ状態など、さまざまな症状が現れる。

Q&Aコーナー

女性ホルモンが急激に減少する原因は何ですか?

女性ホルモンの分泌量に大きな影響を与えているのは精神的なストレスです。ストレスを感じているときは自律神経の交感神経の働きが盛んになりすぎているので、自律神経の切り換えがうまくいかなくなり、ホルモン分泌にも影響が出てきます。更年期障害はホルモン低下だけでなく、ストレスが症状を悪化させていることもあり、ストレスの軽減が重要となっています。

身体によくないものが含まれているものを食べているとホルモン分泌が乱れてしまいますか?

有害物質を分解して解毒するのは肝臓の働きです。肝臓がホルモンを作り出しているので、解毒のために肝臓に負担がかかると、ホルモンの合成量が少なくなります。また、有害物質の分解のためにもホルモンは使われるので、有害物質の量が多くなるほどホルモンの分泌が乱れやすくなります。

ホルモンの分泌をよくするために食べたほうがよいものはありますか?

ホルモンを作り出しているのは肝臓で、その材料となっているのはコレステロールです。コレステロールは身体によくない印象が持たれがちですが、コレステロールが多い肉類や卵などが足りないとホルモンの合成量も減ってしまいます。肉も卵も太りやすい食品と思われがちですが、これらの食品も食べるようにします。

タバコを吸うとホルモン分泌が乱れますか?

タバコの煙に含まれているニコチンやタールなどには女性ホルモンを分解する働きがあり、女性ホルモンの分泌も減らしてしまいます。また、ニコチンには血管を収縮させる作用があり、血管が収縮するとホルモンを分泌させる器官の働きが低下します、そのことがホルモン分泌を乱すことになります。

《監修:NPO法人日本メディカルダイエット支援機構》
《イラスト:日暮ろこ子》

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