コンビニ食は朝にしよう

コンビニ食は朝にしよう
この記事の概要
  • コンビニ食も組み合わせで朝の栄養補給は完了
  • 身体を温めるたんぱく食品は必ず食べる
  • 不足分は野菜ジュースとヨーグルトで補う

コンビニの食品は味付けも濃く、脂肪が多いために太りやすいと思われていた時期もあるが、今では薄味のものも多くなった。

また、女性やメタボを気にする人が多くなったこともあって、一般の外食に比べたら、かえって太りにくいものも増えている。

とはいっても、食べたいもの、おいしいもの、腹が膨れるものばかりを選んでいたのでは、コンビニ食をダイエットのための食事にすることはできない。

コンビニ食として特に活用したいのは朝食。

朝食を食べていない人が、学校や会社の前にコンビニに寄って買い物をするときに一番に選んでほしいのは、脳と身体のエネルギー源となるブドウ糖が多く含まれている糖質のご飯やパンなど。

昼食までのエネルギー源とするには、おにぎりなら2個、パンやサンドイッチは1個くらいで充分。

たんぱく質が含まれていると身体が温まりやすく、代謝も高められるので、おにぎりの具はサケかツナにして、アサリなどの貝の味噌汁か豚汁、さらに卵とひじきなどの小パックを追加。

サンドイッチならハム、ツナ、卵などの具に、牛乳1パック、これに食物繊維が摂れるサラダをプラス。

野菜の代わりに野菜ジュース、乳製品としてヨーグルトを食べておけば、昼食までの栄養補給は充分に行われる。

用語の解説

乳製品

牛乳を材料とした製品で、牛乳タイプだけでも脂肪分が3%以上の牛乳のほか成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳、加工乳、乳飲料がある。ヨーグルト(食べる、飲む、フローズン)、チーズ(ナチュラル、プロセス)、クリーム、バター、練乳、粉乳、アイスクリーム(アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス)がある。

よくある質問

おにぎりやパンだけ食べていればエネルギーの補給はできますか?

ブドウ糖を摂って脳のエネルギーを補うためなら糖質だけでもよいのですが、2時間ほどで消化されてしまうので、昼前にお腹がすいてしまいます。そのために昼食を食べすぎることにもなるので、消化に時間がかかってお腹がすきにくくなる肉類や卵なども食べるようにします。

コンビニ食の中で太りやすいものは何ですか?

レジ横で販売されているコロッケ、から揚げ、アメリカンドッグ、肉まんは脂肪が多く太りやすいものです。脂肪が多いものは、おいしく感じるので手が伸びてしまいがちですが、これらのものはエネルギー量の表示がされていないので、太りやすいものということを意識して買うようにしましょう。

おでんだけを食べていれば太りにくくなりますか?

ひと昔前は、おでんは冬を代表する食べ物でしたが、今ではコンビニで1年を通じて販売されるようになり、おでんダイエットも定番のダイエット法の一つになりました。おでんの具で最も太りにくいのはコンニャクです。練り物に使われているのは魚のたんぱく質ですが、それでも食べすぎは太る原因になります。

太りやすい種類の野菜ジュースはありますか?

野菜ジュースはヘルシーでダイエットによい飲み物という印象があります。野菜だけなら1缶(パック)で40kcalほどですが、果物が混ぜられているものは60kcalと1.5倍ほどのエネルギー量となっています。中には90kcalを超えているものもあります。飲みやすい味のものはエネルギー量が高い傾向があります。

太りにくいおにぎりの具はありますか?

なんといってもツナマヨネーズおにぎりで、1個が230kcal以上もあります。梅おにぎりが170kcalほどなので、かなりのエネルギー量の差があります。鮭おにぎりや鳥五目おにぎりは190kcalほどなので、太りやすいものを食べたいときには1個だけにして、もう1個は低エネルギー量のものにします。

監修者
内閣府認証 NPO法人日本メディカルダイエット支援機構
イラスト
日暮ろこ子
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