マイタケの食物繊維成分が肥満予防に…新潟薬科大学と雪国まいたけが共同研究

雪国まいたけ
2012年3月23日(金) 19時26分
雪国まいたけ
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新潟薬科大学との共同研究
新潟薬科大学との共同研究

 マイタケ特有の不溶性食物繊維を多く含む群が、血中コレステロール濃度を減少させ、さらに血中中性脂肪濃度の上昇を抑制することが動物実験で確認された。

 新潟県の雪国まいたけが、新潟薬科大学との共同研究の成果として、3月22~26日京都で開催される日本農芸化学会2012年度大会で発表する。

 この研究では、高脂肪食だけ与えたマウスと、高脂肪食とマイタケ成分を与えたマウスの比較実験で、マイタケ成分を一緒に与えた群が内臓重量脂肪重量でより低下傾向が見られ、胆汁酸排泄量も増え、血中コレステロールを低下する作用において有意性が確認できたという。

 さらにラットに中性脂肪を経口投与した脂質負荷試験では、マイタケ成分を投与することで血中中性脂肪濃度の上昇を抑制する作用でも有意性を確認できたことから、マイタケ成分の機能が肥満予防につながることが示唆された。

 また、同時期に行ったメタボリック症候群に対する有効性を検証する実験では、ラットに通常の飼料を与えたもの、マイタケ成分を飼料に5%加えたものをそれぞれ300日間、長期摂取させ、高血圧の状態にあるラットに、その後糖質を投与したところ、マイタケ成分を摂取したラット群は血糖値と遊離脂肪酸濃度の値が通常飼料群よりも低く推移することが認められた。この研究成果についても日本薬学会で発表する予定だという。

 同社が2009年に製造に成功したマイタケ不溶成分は、これまでも成人女性60人を対象とした試験で便通改善作用があることを確認し、翌年の日本食物繊維学会の学術集会で発表しているが、その際の試験で有意性が見られたマイタケ成分の容量は、生のマイタケに換算すると約80gに相当する。

 以上のことから、雪国まいたけでは、今後メタボリック症候群の予防に向け、マイタケ成分を含む健康食品として商品化を推進し、マイタケが常食になるよう、さまざまなメニュー提案を行い、多くの人の健康維持と食生活の改善に寄与すべく一層の研究活動に努めるという。

《ダイエットクラブ編集部》

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