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地中海食が脳卒中と心血管系疾患のリスクを有意に抑制すると発表

ナッツ類
2013年2月28日(木) 17時43分
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地中海食
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 カリフォルニアくるみ協会は、くるみを加えた地中海食が脳卒中と心血管系疾患のリスクを抑制すると発表した。

 同協会は2月25日、『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』オンライン版に公表されたスペインのPREDIMED(地中海食による疾患予防)試験の結果として、くるみを中心とするナッツ類を加えた地中海食を摂取した群は、低脂肪食に関する指導(米国心臓協会ガイドライン)を受けた対照群と比較して、心血管系疾患(心筋梗塞、脳卒中、心血管系死亡)リスクが30パーセント抑制され、中でも脳卒中リスクが49パーセントも抑制されたと発表した。

 日本においては、心臓病による死因は男女ともに悪性新生物(ガン)に次ぐ第2位で、脳卒中による死因は男性が第4位、女性が第3位となっている。研究責任者のRamon Estruch博士によると、「PREDIMED試験の結果は、心血管系疾患予防には低脂肪食よりも植物性脂肪の豊富な食事パターンの方がすぐれていることを納得できるかたちで示している点で何よりも重要である。」とのこと。

 共同研究者のEmilio Ros博士は、PREDIMED試験で報告された効果をもたらす要因として、くるみ特有の栄養組成が重要かもしれないと考えており、「くるみは植物性オメガ3脂肪酸の一種であるアルファ・リノレン酸を大量に含むナッツであることに加えて、様々な抗酸化物質やほかにもいろいろな栄養素を含み、これらが相乗的に作用して心血管系に対する保護作用をもたらすのではないかと考えられる。」と述べている。

 心臓病専門医のJames Beckerman博士は、PREDIMEDの結果から、心臓を守るために食事による予防対策をとることがいかに重要かがわかると考えており、「幅広い研究により、くるみがコレステロールの低減、炎症の軽減、血管内皮機能の改善を助けることが判明している。今回の新しい結果は、くるみを加えた地中海食を取り入れるよう人々に勧めるためのさらなる根拠となる。」と語っている。

《浦和 武蔵》
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