長野県が「長寿日本一」になったふたつの秘訣とは?

長寿日本一となった長野のイメージ写真
2013年5月24日(金) 08時00分
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長寿日本一となった長野のイメージ写真
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 サニーヘルスは、同社が運営するmicrodiet.netにて、調査レポート「長寿日本一となった長野、その秘訣とは」を公開した。

 今でこそ日本一の長寿県になった長野県だが、男性は昭和40年の段階では全国9位、それが昭和50年から順位を上げ続け、平成7年から連続で全国1位をキープ。一方、女性は昭和40年では26位だったが、同じく徐々に順位を上げ、平成7年にベスト5入りを果たす。そして平成22年では、男女ともに1位になった。

 長野県が第1位に躍進したのには、ふたつの秘策があった。ひとつは「減塩運動」。長野県は、昭和30年代ごろから脳卒中による死亡率が急上昇し、40年には全国ワースト1位になってしまった。これに危機感を持った長野県は、その頃から全県的で「減塩運動」を開始。「食生活改善推進員」や「保健補導員」によって地域ごとに減塩の啓蒙活動が行われた。

 ここでいう「食生活改善推進員」とは、厚労省の指定する健康講座を受講した、食生活の改善指導など健康増進のための活動をする人のことを指す。また「保健補導員」とは、住民による組織で、須坂市が発祥の地であり、現在では長野県全域で組織されている。各町から保健補導員が選出され、任期は2年間。研修会で学んだ健康に関する知識を家庭や地域に普及する役目がある。

 かつては一日の塩分摂取量が15グラムに届く数値が出たこともある長野県だったが、こうした減塩の啓蒙活動により、厚生労働省が掲げる指標(男性10グラム未満、女性8グラム未満)に近い数値まで減少。脳卒中の発症率も低下した。

 具体例な減塩方法はというと、味噌汁は1日1杯で具だくさんにし、蕎麦やラーメンの汁は残す。漬物は1日小皿1杯。味付けも薄味に慣れるように、呼びかけが続けられたという。

 そして、もうひとつの秘策が「野菜の摂取量」だ。野菜には塩分排出効果のあるカリウムが多く含まれる。長野県は野菜の生産量が多いことや、啓蒙活動の成果の相乗効果で、その摂取量は平成22年の調査では男女とも全国1位となっている。

 減塩、野菜をたくさん食べること、体を動かすことなど、複合的な要因が、長野の長寿をつくりだしているではないかと、microdiet.netの調査レポートは締めくくられている。

《浦和 武蔵》

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