フジッコが、ヨーグルトを日常的に摂取した場合の研究結果を発表

ターミナルRFLP法による腸内細菌叢OTU解析結果のクラスター分類
2013年5月27日(月) 15時00分
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ターミナルRFLP法による腸内細菌叢OTU解析結果のクラスター分類
ターミナルRFLP法による腸内細菌叢OTU解析結果のクラスター分類
ビフィズス菌占有率が10%以上の被験者の推移
ビフィズス菌占有率が10%以上の被験者の推移
試験食の摂取による週ごとの排便量の推移
試験食の摂取による週ごとの排便量の推移

 フジッコは、「カスピ海ヨーグルト」の健康効果に関する研究成果を5月24日から26日に名古屋市で開催された第67回日本栄養・食糧学会大会で発表した。

 今回は、武庫川女子大学国際健康開発研究所、理化学研究所イノベーション推進センター辨野特別研究室、フジッコの共同研究による成人女性を対象とした、臨床試験の研究成果についての報告である。

 試験期間中に集めた便について、ターミナルRFLP法を用いて腸内細菌叢の構成パターンを解析したところ、大きく分けて3つのグループ X、Y、Z に分類された。このうち、グループYに分類された便サンプルの情報を調べたところ、クレモリス菌FC株牛乳発酵物を食べている期間にこの菌叢パターンのグループに属する可能性が高くなると考えられた。

 このグループYを構成する上で寄与する腸内細菌を調べたところ、ビフィズス菌群がもっとも影響していることがわかった。そこで、試験群ごとに腸内ビフィズス菌占有率を調べたところ、クレモリス菌FC株牛乳発酵物の試験群1と2では占有率10%以上のグループが摂取6週間後には約2倍にと大きく増加した。

 さらに、毎日200gを食べた試験群2では、その効果が摂取期間終了後も維持されることがわかった。EPSを含む牛乳発酵物の試験群1と2は、摂取期間中の排便量も有意に増加した。

 また、今回の研究では被験者の食事内容についても調査を行った。その結果、野菜や果物の摂取が少なく、肉や油脂類の摂取が多いため、食物繊維の摂取率が低く、摂取エネルギーの中で脂質の占める割合が高い傾向にあることがわかった。

 以上のことから、被験者の成人女性の食事内容は、ビフィズス菌などの有用な腸内細菌にとって望ましくない環境になりやすいと考えられるが、クレモリス菌FC株により産生されたEPSを含むヨーグルトを日常的に摂取することによって、腸内細菌叢全体に影響して、とくにビフィズス菌を増やし、お通じの改善にも役立つことが期待される。

《浦和 武蔵》

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