ガセリ菌SP株ってどんなもの?

雪印メグミルクのセミナー『ガセリ菌 第一回セミナー ~ガセリ菌SP株に関する最新研究情報のご紹介~』
雪印メグミルクは、去る5月29日、都内にて、『ガセリ菌 第一回セミナー ~ガセリ菌SP株に関する最新研究情報のご紹介~』を開催した。

同セミナーは、ヨーグルト需要が高まる時期を前に、雪印メグミルクのヨーグルト『ナチュレ 恵 megumi』に配合している「ガセリ菌SP株」を、より多くの人に知ってもらい、理解を深めてもらう目的で行われた。

ガセリ菌SP株は、乳酸菌の一種で、グラム陽性桿菌(かんきん)のラクトバチルス属ガセリ菌の菌株のひとつ。胃酸によって死滅せず、生きたまま腸まで到達し長くとどまる性質をもつことが科学的に証明されている。また、乳酸菌には、健康被害をもたらす「悪玉菌」と、健康に役立つ「善玉菌」があるが、ガセリ菌SP株は後者だ。

今回のセミナーに登壇したのは、雪印メグミルク ミルクサイエンス研究所の川崎功博氏と、北海道大学 遺伝子病制御研究所 プロバイオティクス・イムノロジー研究部門の宮崎忠昭氏の二名。

このうち、雪印メグミルク ミルクサイエンス研究所の川崎功博氏は、「Lactobacillus gasseri SBT2055(ガセリ菌SP株)の内臓脂肪蓄積抑制効果とそのメカニズム」として、「ガセリ菌SP株の選抜と整調作用」と「ガセリ菌SP株の内臓脂肪提言作用」を発表した。

川崎氏は研究結果をもとに、ガセリ菌SP株の菌体はコレステロールを吸着することや、ガセリ菌SP株を含む発酵乳の摂取で、ヒトの血液中のコレステロール濃度が低下すると話した。

さらに、ガセリ菌SP株を配合した発酵乳と、配合していない発酵乳を1日200グラム、12週間、ヒトが摂取した結果、内臓脂肪が58.5%、皮下脂肪が73.3%低下したという。

セミナー終了後は、雪印メグミルクのヨーグルト『ナチュレ 恵 megumi』を使用して調理したサンドイッチやアイスクリームなどがセミナー参加者にふるまわれた。
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