森永製菓は、暑さや気温差からくるストレスによる慢性疲労状態(夏バテ)からの回復が、甘酒を摂取することにより促進されることを確認した。
夏バテは、暑さや気温差からくるストレスによる慢性疲労状態を指す。こうした夏バテの状態は、真夏の猛暑によるストレスだけでなく、急に涼しくなる秋口にもおこりえる。同社の研究所では、夏バテの要因となる温度差によるストレスと、甘酒摂取との関係を、マウスを用いて調べた。
はじめに、12時間のマウス(20匹)の自発的な運動量を調べ、その後、31度の室内環境で5日間過ごすという真夏の状態に置き、その間、自由に餌及び水を摂取できるようにするとともに、20匹のマウスを2群に分け、1群には甘酒を、他群には水をそれぞれ定期的に等量摂取させた。
そして5日間の真夏の環境から出した後、12 時間自由に運動ができる環境を与えると、投与前は両群の運動量には差がなかったのに対し、真夏の環境から出た後は甘酒群が水群と比較して有意に運動量が多いことがわかった。
この結果から、「甘酒を摂取することで、真夏のストレス環境下での飼育後も自発的に運動をする量が多く、活発に活動できることが確認」された。
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