
これまでクチコミといえば匿名が原則であり、その匿名性ゆえの「ステルスマーケティング(ステマ)」や「荒らし」といった問題があった。Facebookを代表とする「実名媒体」が日本で受け入れられたのも、実名発信による情報の信頼性が評価され始めたからだともいわれている。
そこで同サイトではもっとも実名に近い“顔”を公開し、「だれがどのコスメを使い、どう感じたのか」という発言のリアリティを担保。化粧品の顔出しクチコミをするのは、会社員や主婦、フリーランスなど20代から40代を中心とした女性ユーザーたちだ。コスメレポーターとしてエントリーした彼女たちが、化粧品の購入から使用感までを実際に体験、中立な第三者の立場でレポートを書いていく。
また、同サイトが一番大切にしていることは、レポーター本人が「使ってみたい」と思った化粧品を選ばせてレポートを書いてもらうという点。興味や関心がなくても「無料のモニターだから」といった流れで書いてくることと、自ら望んで手に入れた商品について書くことの間には、大きな違いが出るからだという。
