家族の絆と防災準備に関連性? 生活や住まいについてのテーマから「絆」に関する意識を探る

家族の絆は強い?弱い?
2013年9月2日(月) 20時00分 提供元: RBB TODAY
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家族の絆は強い?弱い?
家族の絆は強い?弱い?
自分にとって「家」とは
自分にとって「家」とは
持ち家に対する価値観
持ち家に対する価値観
持ち家は子供に引き継げる財産である
持ち家は子供に引き継げる財産である
東日本大震災後、「絆」に対する意識は変わったか
東日本大震災後、「絆」に対する意識は変わったか
防災グッズを準備しているか(エリア別)
防災グッズを準備しているか(エリア別)
防災グッズを準備しているか(コミュニケーション実態別)
防災グッズを準備しているか(コミュニケーション実態別)
飲料水、非常食の備蓄状況
飲料水、非常食の備蓄状況
家族とのコミュニケーションに使いたいツール
家族とのコミュニケーションに使いたいツール
ケータイの待受けは家族の写真か?
ケータイの待受けは家族の写真か?

 輸入住宅販売のセルコホームは29日、30~59歳の既婚男女を対象に実施した「家族の絆と防災準備に関する調査」の結果を発表した。調査は7月5日~7月12日の8日間、モバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により実施し、2,000名の有効サンプルを集計したもの。同調査では、生活や住まいについてのテーマを通じて、共に生きる家族の「絆」に関する人々の意識を探ったとしている。

■「わが家は家族の絆が強い」3人に2人。持ち家は「信頼の証」、6割

 まず、30~59歳の既婚男女2,000名に対し、「自分の家族の絆は強いと思うか、それとも弱いと思うか」を質問したところ、「非常に強い」が25.7%、「やや強い」が39.9%となり、3人に2人(65.6%)が自分の家族の絆は『強い』(「非常に強い」+「やや強い」)と回答。性年代別にみると、家族の絆が『強い』と回答した割合は30代男性で高く8割弱(78.0%)となり、40代女性で低く6割弱(57.2%)にとどまった。続いて、家族の生活に関連して「自分にとって究極的に『家』とはどのような場所だと思うか」を質問したところ、「家族が安心できる場所」が最多で5割(49.5%)となり、次いで「家族がリラックスできる場所」が2割強(23.3%)となっている。一方、単なる機能としての「家族の集合場所」(8.2%)、「家族が寝る場所」(5.4%)との回答は少数にとどまった。

 次に、住宅に関する様々な価値観を提示し、自分の考えにどの程度あてはまるかを質問。まず、「持ち家は社会的な信頼を表すものだ」という価値観については、6割(60.8%)が『あてはまる』(「あてはまる」+「ややあてはまる」)と回答した。男性では、年代による大きな傾向差は見られず、幅広い年代で「持ち家を社会的な信頼の証」と考えていることがわかった。一方、女性は年代ごとに差が見られ、50代女性では『あてはまる』の割合が3人に2人(66.3%)と高くなったが、30代女性では5割強(53.7%)と10ポイント以上低くなり、年代により持ち家に関する意識が変化していることを窺わせる。また、「持ち家とは子どもに引き継げる家族の財産だ」では『あてはまる』が6割強(61.7%)に。男性では全ての年代で6割半となっている。

■震災後、家族の「絆」を実感する機会が増加。家族のコミュニケーション実態と防災準備に高い関係性

 東日本大震災発生から約2年半が経過するが、震災は家族の絆やつながりに対する意識にどのような影響を与えたのか。「東日本大震災後、家族の絆の有り難さを実感する機会が増えた」についてどの程度あてはまるか質問したところ、約6割(58.5%)が『あてはまる』と回答した。特に、東北地方(136名)では『あてはまる』が75.0%と全国で最も高くなっている。また、震災発生から3回目を迎える「防災の日(9月1日)」に因んで、家庭における防災準備状況について質問。「自宅には防災グッズセットを用意している」は4割(39.1%)となった。防災グッズセットを用意している割合には地方差が見られ、東海地方(206名)で5割(50.0%)と最も高くなり、次いで関東地方(789名)で5割弱(48.4%)、東北地方(136名)で4割半(44.1%)という結果に。逆に九州・沖縄地方(138名)では2割弱(18.1%)と低くなっている。

 さらに、家族の日常的なコミュニケーション実態によって防災準備に大きな差が見られ、「震災後、家族間のメールが増えた」層(315名)では56.2%、「震災後、家族の時間が増えた」層(339名)では56.3%、「震災後、家族の会話が増えた」層(370名)では53.8%と、全体と比較して高い準備状況が明らかになり、家族のつながりと災害時の備えに関係性が窺える結果となった。家庭での備蓄状況として、「自宅には非常用飲料水・非常食を用意している」について質問したところ、半数(50.6%)があてはまると回答。備蓄率が最も高い地方は関東地方(789名)で6割超(62.2%)となり、最も低い地方は九州・沖縄地方(138名)で2割半(26.1%)、こちらも地方差が見られる結果となっている。

■家族とのコミュニケーションツール、「無料通話ソフト」のニーズが「固定電話」を上回る

 家族をつなぐ日常的なコミュニケーションのツールとしては、今後どのようなものが求められているのか。全回答者に対し、今後、家族とのコミュニケーションに使いたいツールについて複数回答形式で質問したところ、1位が「携帯電話での通話」(83.8%)、2位が「Eメール」(71.1%)となり、他のツールに差をつける結果に。続いて、3位が「無料通話ソフト(LINE、Skype、カカオトーク、commなど)」(29.5%)となり、4位の「固定電話での通話」(25.7%)を上回る結果となった。特に30代では「無料通話ソフト」(36.0%)が「固定電話」(25.8%)を10ポイント以上も上回る結果となり、家庭における無料通話ソフトの利用が浸透しつつある様子が窺えた。また、アナログなコミュニケーションツールである「手紙・郵便」についても、30代の女性の2割強(22.5%)が今後使いたいと回答した。

 最後に、家族の大切な思い出を記録する家族写真について、様々な項目を提示し、あてはまるかを質問。自宅の居間に家族の写真を飾っているかについては、約半数(51.1%)があてはまると回答した。外出時にも常に家族写真を携行できる携帯電話の待ち受け画面だが、家族写真を設定しているかどうかについては、4人に1人(25.6%)があてはまるとし、特に30代男性では約4割(38.4%)と全体より高くなった。仕事のちょっとした合間などに、家族の顔を見られる携帯電話の待ち受けは、働く男性の癒しツールとして多く利用されているのかもしれない。家族写真を一般に公開する、ソーシャルメディアへの家族写真の掲載について質問したところ、家族写真を掲載しているのは約1割(9.9%)にとどまった。しかし、30代では掲載率が全体と比較して高く、約2割(19.1%)となっている。

《白石 雄太@RBB TODAY》

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