サニーヘルスは、同社が運営するmicrodiet.netにて、調査レポート「やせると話題沸騰中のサバ缶、食べるだけでやせるというのは誤解」を公開した。
バナナ、納豆、トマト、豆乳など、テレビ番組でダイエットに有効と取り上げられる度に店頭から消える食品たちだが、今回その標的となったのは「サバ」。サバの水煮缶が全国のスーパーで品薄状態が続いているそうだ。
サバに含まれる不飽和脂肪酸「EPA」が、食欲抑制効果や、糖質が腸で緩やかに吸収される働きを持ち、血糖値を下げる「GLP-1」というホルモンの分泌を促進させると、番組で紹介された。
前述の通り、GLP-1の分泌量が多い人、EPAの摂取量が多い人ほどやせやすい体質だと言われている。日本人は欧米人よりもスリムな人が多く肥満率が低いが、それはEPAが多く含まれる魚をよく食べていることが一因であるという説もあるほどだ。
EPAは不飽和脂肪酸の一種で、サバに豊富に含まれている。「魚の脂は身体にいい脂」といわれるが、この脂とは同じく不飽和脂肪酸のDHAと、EPAのことである。もちろんサバ以外にも、青魚にはEPAが豊富に含まれている。
あるひとつの食品のやせる成分をアテにして、同じ食品ばかりを食べてダイエットするのではなく、食事内容を見直すことが大切である。例えば、メインのおかずが肉が中心の人なら、青魚を週に2回から3回は取り入れるように変えるなど、食生活自体を太りにくものへとシフトしていくとよいと、サニーヘルスの調査レポートで紹介している。
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