サニーヘルスは、同社が運営するmicrodiet.netにて、調査レポート「ついにアメリカで規制の方向へ!トランス脂肪酸の危険性」を公開した。
以前よりその危険性が問題視されていた、加工油脂に含まれる『トランス脂肪酸』は、現在日本では規制や表示義務はないが、アメリカでは既に、ニューヨークやカリフォルニアなど一部の地域で使用量が規制されており、今後はアメリカ全土で加工食品への使用が禁止されることになりそうだ。
トランス脂肪酸は、植物油を固体にする際の水素添加により生成され、含まれる代表的な食品はマーガリンやショートニングである。ファーストフードの揚げ油などにもトランス脂肪酸が含まれる加工油脂が使用されているという。
体内に入ると、血液中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす働きがあるとされ、摂取しすぎると動脈硬化の進行、心疾患リスク増大との関連が指摘されている。米疾病対策センター(CDC)は、トランス脂肪酸の規制により、年間2万人の心筋梗塞を防ぎ、心臓病による死者を7000人減らすことができると推定していると、サニーヘルスのレポートで紹介されている。
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