
まず、各生理用品の使用率は、「ナプキン」68.0%、「布ナプキン(洗って繰り返し使用できる)」5.3%、「タンポン」21.6%、「おりものシート」45.4%、「吸水パッド」5.9%だった。「タンポン」と「布ナプキン」は、「ナプキン」に比べて利用率がかなり低く、ナプキンが一般的に利用されている事がわかる結果となった。
20代から40代の「ナプキン」使用については、30代と40代が92%と9割を超えているが、20代以下では85.8%とやや使用利率が低かった。また、「布ナプキン」は30代の利用率がもっとも高く8.4%で、20代は4.6%と5%未満だった。
購入使用ナプキンのブランドは、『ソフィ ボディフィット』の29.9%が最多で、以下『ソフィ 超熟睡ガード』24.4%、『ソフィ はだおもい』24.3%と続き、『ソフィ』シリーズが上位3位を占める結果に。4位以下は『elis(エリス)新・素肌感』19.6%、『ロリエ 超吸収ガード』14.8%、『ロリエ 肌キレイガード』12.1%、『ロリエ エフ』11.9%となった。肌への負担が少ないタイプ・安心感や吸水量の多さを特長としたブランドが上位にランクインした。また、どの年代もほぼ『ソフィ』ブランドがTOP3であったが、30代のみ、3位に『elis(エリス)』がランクインしている。
また、「ナプキンを購入する際にもっとも重視する点」については、『価格』35.6%が圧倒的に多く、以降は『肌への負担が少ない』11.6%、『羽つき』9.8%、『吸水量』7.1%、『もれない』6.8%と続いた。『価格』以外の面では、『肌への負担が少なさ』や『吸水量』など、先ほどの購入ブランドとの関連性も見られた。
このほか、布ナプキン使用者の『使用理由』については、「肌への刺激が少ないから」64.7%が最も多く、肌への負担を考えて布を選ぶ人が多いことが明らかになった。次いで「経済的だから」47.4%、「ゴミが減るから」37.0%、「紙ナプキン(生理用品)の化学物質の影響が気になるから」28.3%、「外出先でゴミを捨てなくて済むから」12.7%となった。