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バナナとスギ花粉症の関係…研究結果を筑波大学が発表

『バナナの定期的摂取とスギ花粉症の症状改善研究』に関する発表会の様子
2013年12月3日(火) 18時00分
『バナナの定期的摂取とスギ花粉症の症状改善研究』に関する発表会の様子
『バナナの定期的摂取とスギ花粉症の症状改善研究』に関する発表会の様子
バナナ摂取によるスギ花粉の予防効果(臨床介入試験)
バナナ摂取によるスギ花粉の予防効果(臨床介入試験)
マウス実験によるバナナ摂取のスギ花粉予防に関する結論
マウス実験によるバナナ摂取のスギ花粉予防に関する結論
ヒトのバナナ摂取によるスギ花粉の予防効果に関する試験の結論
ヒトのバナナ摂取によるスギ花粉の予防効果に関する試験の結論
バナナの摂取によるスギ花粉症症状抑制のメカニズム(谷中氏ら研究グループの仮説)
バナナの摂取によるスギ花粉症症状抑制のメカニズム(谷中氏ら研究グループの仮説)
国立大学法人筑波大学 医学医療系 教授 谷中昭典氏
国立大学法人筑波大学 医学医療系 教授 谷中昭典氏

 去る11月29日、都内にて、『バナナの定期的摂取とスギ花粉症の症状改善研究』に関する結果が発表された。

 今回発表された研究は、バナナ摂取によるスギ花粉症の予防効果を明らかにするために行われたもの。

 過去に、マウス実験において、バナナ投与がスギ花粉症アレルギー反応を抑制することが示唆されていたが、ヒトに対する効果を検討した例がなかった。

 そこで、国立大学法人筑波大学 医学医療系 教授の谷中昭典氏らの研究グループが、バナナの定期摂取がヒトのスギ花粉症に及ぼす効果を、臨床試験で調査・研究を行った。

 臨床試験を行うにあたり、スギ花粉症患者(スギ花粉特異的IgE抗体陽性者)を募集。一定の条件を満たす52名の男女(年齢は20歳以上60歳未満)を集め、スギ花粉が飛散する2週間前から8週間に渡り、52名のうち26名にバナナの摂取(毎日2本)を、残りの26名にはバナナの非摂取を実行してもらったという。

 その後、バナナ摂取の効果を判断するために、「血液検査」、「鼻アレルギーガイドラインスコア(アレルギー症状の自覚症状・回数で重症度合を判断)」、「QOL問診票スコア(主観的評価)」を実施。

 その結果、35歳以下の男性の「QOL問診票スコア」2項目(くしゃみ、精神生活)が、バナナを食べていない人よりも、良好(有意な低値)だったことがわかった。この結果に対し、研究を行った谷中氏の結論を以下にわかりやすく紹介する。

 ■バナナの定期的摂取によるヒトのスギ花粉症改善について
 ・マウス実験ではバナナ投与がスギ花粉症アレルギー反応を
  抑制したが、ヒトでの試験で同じ結果を得られなかった
 ・バナナの摂取は、スギ花粉飛散による血液中好酸球の増加や、
  スギ花粉特異的IgEの増加に、明らかな影響を及ぼさなかった
 ・バナナを摂取した35歳以下の男性の「QOL問診票スコア」が
  良好だった理由は、試験患者のふだんの食生活などが
  みだれていた可能性があり、その状況下でバナナを
  摂取したことが結果に影響したのかもしれない

 谷中氏は、今回の発表会で、バナナの定期摂取が、ごく一部のスギ花粉症患者の自覚症状やQOLの悪化を抑制できたことを表明。今後は、そのメカニズムの解明や、より効果的なバナナの摂取方法などを検討していく予定だという。

《ダイエットクラブ編集部》
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