武田薬品工業は、美容関係の職業に従事している女性106名を対象に、「入浴」に関する意識調査を行い、その結果を発表した。
同調査で、『美容において、バスタイムの活用は重要だと思いますか?』と質問したところ、美容系職業の女性たちの96%が「そう思う」と回答。
また、入浴においては“湯船”につかることを重視している人が多いようで、『普段の入浴において、“シャワー”ではなく“湯船”に入るように意識していますか?』という質問では、88%と約9割が「意識している」と答えた。
上記の調査結果をふまえ同社は、美容の専門家であり、エイジング・スペシャリストの朝倉匠子氏に、美容において効果的な入浴法を尋ねたという。
朝倉氏によれば、『湯船につかると、ウエストが3センチから6センチ細くなるほどの水圧が全身にかかり、たまった血液が押し出され、血液の循環が促進されると言われています。そして、血液の循環がよくなると、新陳代謝が高まって美肌につながります』とコメント。さらに朝倉氏は、『湯船の中では浮力が働き、体重が普段の9分の1になって筋肉や関節を休めることにつながるので、カラダをリラックスさせる効果も期待できます』と、教えてくれたとのこと。
このほか、11月22日に発売された薬用入浴剤『グラフィエ』を美容関係の職業に従事している女性たちに試してもらったところ、満足度が86%にのぼったという。
同商品は、植物に秘められた自然のパワーに注目した薬用入浴剤で、温浴効果を高めて血行を促進する「チンピエキス(有効成分)」と、素肌のうるおいをサポートする「ルイボスティーエキス(保湿成分)」、「タイムエキス(保湿成分)」を配合。さらに、温泉にも含まれる「無水硫酸ナトリウム(有効成分)」、「炭酸水素ナトリウム(有効成分)」をプラス。植物とミネラルで“保湿”と“保温”を高めている。
朝倉氏は、より温浴効果を高めたり香りでリラックスをしたりするのを目的に、入浴剤の活用を挙げた上で、『入浴剤に有効成分が含まれる場合は、浴槽から出る時にシャワーを浴びると、せっかくの成分が洗い流されてしまうので、そのままにしておくのがよいと言えます』と、見落としがちなポイントを指摘している。
いつもシャワーだけで済ませている人は、美容や健康のために、入浴や入浴剤にこだわってみるのも良いかもしれない。
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