毎日料理をする人は3割以上…和食文化と包丁にまつわる調査

包丁を使って料理をする頻度は?
貝印は、ユネスコ「世界無形文化遺産」に「和食」が登録されたことにちなみ、日本人の食や包丁をめぐるライフスタイルの実態と、和食文化を支える「包丁さばき」に対する意識などを探るために、20代から50代の男女600人にアンケート調査を実施した。

調査によれば、毎日料理をする人は意外と多く3割以上で、20代女性では45%でとても高い数値となった。一方で、週1回以下の人も全体の4割と、自炊派と外食・内食派の二極化がうかがえる。

また包丁は、「三徳包丁」の所有率が9割近くだった。次いで、「ペティナイフ(45%)」、「パン切りナイフ(42%)」が多く、フルーツを切る、パンを切るなど、三徳包丁では難しい具材を切るために、手軽に使える専門の包丁が人気のようだ。

続いて、「包丁さばきに自信がある」と答えた人は全体の2割にも満たなかった。種類別に見ると「魚の三枚おろし」は約8割の人ができない、かなり難易度の高い技術で、飾り切りとなると、そもそも知らないという人も1割を超えた。 輪切りすらままならない人が3割近く、みじん切りを「できない」とする人が1割いるなど、包丁を用いた基本的な作業も苦手と感じる人が多いという現状がかいま見えた。

また、「日本の食文化らしいメニュー」を聞いたところ、外食では寿司・刺身が203票を集めて1位となったが、「懐石」、「天ぷら」と続いたあとに「ラーメン」が登場。家庭では「味噌汁」をおさえて、「肉じゃが」が1位だった。

最後に、「包丁さばきが得意そうな芸能人・著名人」で連想する女性は、杉本彩が1位に。田中将大選手の活躍からか、田中選手の妻の里田まいが4位にランクインしている。男性では速水もこみちが100票以上の票を獲得。2位以下にはタモリ、梅宮辰夫などの名前があがった。
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