日本水産は、10月4日から10月6日に、「第5回 お弁当に関する意識および実態調査」を実施し、1,300名の有効回答をまとめた。
同調査によれば、既婚女性で、家族のために週5日以上お弁当を作っている人は、同居している『未就学児』に対して1割未満、『中学生』と『夫』には約3割、『高校生』には約8割という結果に。また、自分のために週5日以上お弁当を作っている人は、『主婦』と『単身男性』では約1割、『単身女性』では約3割だった。
1週間に作る弁当の平均日数および概算の人口から弁当の数を推定すると、『夫』のお弁当の数がもっとも多いことがわかった。
お弁当を作る理由は、食べる人が未成年の場合は「お弁当を持参する決まりがある」、成人では「昼食代を節約できるから」が上位だった。
お弁当を作るときに意識・工夫していることは、食べる人が家族か自分かで異なっていた。さらに、食べる人に応じた意識・工夫があり、特に『未就学児』には食べやすくするため工夫が見られた。
お弁当の用意にかかる時間がもっとも短かったのは『単身女性』で14.3分、もっとも長かったのは『男子中高生』で24.2分だった。また、どのパターンのお弁当でも、この5年間で用意にかかる時間がわずかに短くなっていた。
お弁当の用意にかかる時間には、おかずを用意するタイミングや方法、おかずの品数や調理済み食品の利用状況だけでなく、既婚女性の場合は家族に対する気遣いも影響していると考えられる。
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