一般社団法人全国清涼飲料工業会(全清飲)は、去る3月26日、都内にて『第10回 新製品合同発表会』を実施した。
同発表会は、日本各地の中小企業が独自に製造・販売している炭酸飲料“地サイダー(ご当地サイダー)”などのアピールや、各企業の活性化を目的として、清涼飲料事業に関連するメーカーや関係者向けに行われたもの。
毎年、公募に申し込んだ企業が新製品を発表しており、今回参加したのは7社。各社の代表が新しい製品の魅力を紹介したあと、会場内で試飲会がスタートした。以下にて、今回発表された新製品を明記する。
■発表会で紹介された新製品について
『北乃カムイガラナ』各147円(丸善市町/北海道)
カフェインやタンニンを豊富に含む植物「ガラナ」の実のエキスと、支笏湖水系のミネラルウォーターを使用した炭酸飲料。コーラのような味わいが特徴で、仮想アイドル「初音ミク」を手掛けた北海道出身のイラストレーター・KEI氏が、パッケージイラストを担当している。
『ハーダース 泡シロップ』オープン価格(丸源飲料工業/東京都)
手軽に泡のシロップを作れる外食店舗向けの商品。ミルクフォーマー(泡を作る調理器具)で簡単に泡立てが可能で、パンケーキやかき氷、ジュースにトッピングする泡を作りたいときに役立つ。
『OFR48 アワヒツジサイダー』各250円(川崎飲料/神奈川県)
入浴前後の水分補給用に作られた、パッションフルーツ味の炭酸飲料。温泉やサウナ、銭湯で働いている女性スタッフで結成されたアイドルグループ「OFR48」のオリジナルブランド商品として、4月から全国の温泉施設などで販売される。
『緑の力』オープン価格(木村飲料/静岡県)
静岡県産の緑茶を使用したエナジードリンク。炭酸飲料のシュワシュワ感とほのかな酸味を楽しめる。緑茶の緑色がわかるようにと、容器をガラス瓶にしたという。4月23日から発売予定。
『赤富士サイダー』オープン価格(木村飲料/静岡県)
富士山の天然水と山梨県産のブドウ果汁で仕上げたサイダー。既存商品「富士山サイダー」の姉妹品として展開中で、赤富士をイメージさせる赤色のドリンクと、レトロテイストなラベルデザインが印象的。
『あま酒サイダー』オープン価格(寿屋清涼食品/大阪府)
酒粕由来のエキスを使用した、日本酒の香りがする和風サイダー。腸内環境の改善をサポートするために、加熱処理機能性乳酸菌「FK-23」を配合している。
『雲海ゆずサイダー/官兵衛ゆずサイダー』各250円(キンキサイン/兵庫県)
兵庫県神河町と安富町で栽培した「ゆず」の果汁と、果糖ぶどう糖を使った炭酸飲料。ゆずの味と香りが特徴で、甘すぎず美味しい。また、中身は同じで、軍師・黒田官兵衛のキャラクター“かんべえくん”が商品ラベルに印刷されている「官兵衛ゆずサイダー」を期間限定で販売中。
『蛍の郷の天然水スパークリング』各130円(友舛飲料/佐賀県)
「蛍の郷」と呼ばれる佐賀県小城市の天然水に、炭酸を加えたナチュラルミネラルウォーター。炭酸が強いため、カクテルやチューハイなどを作る際の「割り材」としてもオススメ。
イベントの最後には、今回発表された新製品の人気投票結果が公開され、1位は『あま酒サイダー』、2位は『緑の力』だった。
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