ライフログウェアラブル端末「Fitbit」シリーズの開発・提供を行っている米Fitbit社は、4月8日、都内にて、メディア向けのセミナーイベントを実施した。
セミナーに登場したのは、同社CEO(最高経営責任者)であり、共同創業者のジェームス・パーク氏と、同社のアジア太平洋地域副社長兼本部長のヨランダ・チャン氏の二人。
ジェームス・パーク氏は、『ライフログが日本にもたらす健康革命』と題した講演の中で、自社商品「Fitbit」シリーズのアピールと、今後の展開について語った。
まず、「Fitbit」シリーズ(Fitbit Zip/Fitbit One/Fitbit Flex/Fitbit Force)は、アメリカ、カナダ、欧州など全42か国で発売している活動量計であることを紹介。続けて、2013年の米国活動量計市場で67%のシェアを占め、2013年12月時点での米国アプリランキングで1位を獲得していることを説明した。
このあと、「Fitbit」シリーズのひとつであるリストバンド型活動量計『Fitbit Flex』の主な機能を解説。
同活動量計は、腕に着けるだけで歩数、距離、消費カロリー、睡眠時間の4つの健康データの計測が行えるウェアラブル端末。専用のアプリをスマートフォンなどにインストールしておけば、Bluetooth通信でワイヤレスに同期でき、クラウド上で健康データの蓄積・記録を行える、健康管理用のツールだと紹介した。
また、ジェームス・パーク氏は、日本での商品展開についても触れ、『2013年の夏から、ソフトバンクモバイルで端末契約をしているユーザー限定の専用サービスとして、「Fitbit Flex」を提供しているが、本年6月から日本国内の小売店で発売する』と発表。アップルストアやビッグカメラ、ヨドバシカメラなどで販売する予定だという。
さらに、「Fitbit」の無料アプリを配布中で、「Fitbit Flex」の本体不要で活動量の記録を行えることも紹介した。
ただし、歩数や距離を記録できるのは、4月8日時点でiPhone 5Sのみ。また、カロリーの記録はアプリ内の「食品データベース」から、自分が食べたメニューを選んで記録・閲覧できるシステムになっているのだが、現時点では日本語未対応。今後は全コンテンツを日本で使用できるようにし、Android端末への対応も予定しているとのこと。
このほか、ジェームス・パーク氏は、昨年10月に米国で発売した最新のリストバンド型活動量計『Fitbit Force』を、今後日本をはじめ、世界各国で発売していく予定だと発表した。
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