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【スポーツテックの未来】「わかることが増えるほど、わからないことが拡大する」為末大さん 1/3

為末大さん
2014年5月29日(木) 20時00分 提供元: CYCLE
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オリンピック選手として日本の陸上競技界に記録と記憶の両面で革新をもたらした為末大氏。フィジカルな世界とテクノロジーの世界をうまく行き来し、陸上競技を新たな視点で切り取る。


◆人間の柔軟性について

…為末さんは、先日開催された「ウェアラブル・テック・エキスポ」に出演されていましたが、ウェアラブル端末をはじめとする、新たなテクノロジーに関して、どのようにとらえていますか?

為末氏(以下敬称略):人類は、自ら火を起し、それを扱うようになって生活をどんどん変化させてきましたが、自分たちが生んだテクノロジーによって自分たちが変化していくのが人類だと思うのです。

スポーツの分野においても、せっかく新しいテクノロジーが使えるのだから旧来型の方法論にとらわれなくてもいいのではないかと考えていて、僕自身、こうした新しいテクノロジーにワクワクするのは、人類が本能的に持つ感覚ではないかと思っているんです。

◆心の可視化でリアル世界に起こる変化

…新しいテクノロジーと合わせて、人間の心のあり方にも注目されています。精神や心という領域には、いつ頃から関心を持たれていたのでしょうか?

為末:僕が競技の中で緊張して失敗したり、勝負に挑む時にうまくパフォーマンスが発揮できなかった経験から、心の存在が大きいのだということに気がつきました。競技の中でおこる問題は瞬間的、短期的なものです。一方で、選手として結果を残し続けるため、長くモチベーションを保つことに関しても、興味がありました。

僕自身としては、メダルを取るまでは突っ走っていけたのですが、メダルを取った後に、“次に何をやったらいいのだろう?”という、燃え尽き症候群のような感じを体験してきたんです。この経験から“モチベーションがないと人間は何にもしない”と感じました。そこで、勝負に挑む時は心をどのように準備したらよいかを考え始めました。

…脳や心の領域でも、テクノロジーが進化したことで数値化や可視化が実現しています。心や精神の可視化は、競技の世界にどのような影響をもたらすと思いますか?

為末:新しいテクノロジーで様々な情報が可視化され、モチベーションを保つ方法論が明らかになったとします。しかし、例えばカロリー表示で体への影響がわかっても、食べたいという衝動は止められないですよね。植木等さんの”わかっちゃいるけど止められない”と苦しむ世界がやってくるのかな。

集中するためにはいろいろな雑念を捨てればいいんですが、それができないのが人間だよね、というのがわかります。つまり、コントロールできる領域が数値等で把握できても、同時にコントロールできない領域がより拡大していくのが、これからの時代かもしれません(笑)。

《文責:椿山和雄 まとめ/構成:土屋篤司@CycleStyle》
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