



神奈川県川崎市・新百合ヶ丘で洋菓子店「ウィーン菓子工房 リリエンベルグ」を営むシェフの横溝春雄氏は、ウィーンの「デメル」や、ヨーロッパ各地で修行を積んできた。同氏が作る菓子は、素朴でシンプルなものも多いが、どれも軽やかで素材のよさが際立っている。ウィーン菓子やドイツ菓子、フランス菓子の技術をきっちりと生かしながらも、日本人の味覚に合うように自由自在にアレンジし、その「本質をついたおいしさ」と「柔軟な技術力・発想力」で、プロたちにも支持されているという。
同書は、同氏のレシピを「ウィーン菓子レシピ」「季節のお菓子&定番菓子レシピ」「焼き菓子&コンフィチュールレシピ」「基本の作り方」の4パートに分けて、計39品を収録している。分量は家庭でも作りやすいように調整してあり、プロも一般製菓愛好家も、実践しやすくなっている。
また、店の舞台裏にも密着し、接客サービスや楽しい店の空間作りといった、店の人気を支える日々の営みを、横溝真弓夫人をはじめとするスタッフが紹介する。