




















同イベントは、カリフォルニアくるみ協会が主催となり、くるみの魅力や、くるみを活かした料理を紹介するために行われたもの。
くるみは、脳に似た形や栄養素から“ブレインフード”と呼ばれており、ナッツ類の中でもっともオメガ3脂肪酸を多く含んでいるという。オメガ3脂肪酸には、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)、ALA(α-リノレン酸)などがあり、認知機能の改善、心臓病、脳卒中、がん、糖尿病、高血圧、肥満などの生活習慣病の予防に向く脂肪酸だといわれている。
今回のイベントでは、医学ジャーナリストである山田雅久氏が、「脳の可能性と最強のブレインフード“くるみ”」と題した講演が行われた。
山田氏は、「脳に良い脂肪酸を摂る」「抗酸化物質で酸化を防ぐ」「血管の健康を保つ」ことが、脳を老化させないための3つの要素だと説明。
続けて山田氏は、「くるみに多く含まれているオメガ3脂肪酸は脳に良い脂肪酸で、マーガリンやショートニングなどに使用されているトランス脂肪酸は、脳に悪い脂肪酸なのです。また、くるみには10種類もの抗酸化物質があり、ポリフェノールの含有量は、ワイン2杯以上に相当します。さらに、悪玉コレステロール(LDL)の値や血圧を下げ、心臓や血管を健康にする働きもあります」と、くるみの魅力を紹介していた。
イベントに参加した人たちは、山田氏の講演が行われている間、料理研究家の川瀬ゆき枝氏がレシピを開発した「カリフォルニアくるみ ブレインフード ペアリング レシピ」メニューを試食することができた。
メニューの内容は、「くるみ入りグリーンスムージ」「冷たい前菜3種(白インゲン豆とくるみのスプレッド)(サーモンタルタル)(ワカモレ入りデビルドエッグ)」「ズッキーニボード」「トマトと赤パプリカの冷たいスープ」「ローストビーツとくるみのサラダ」「あじのソテー シラントロソース」「鶏胸肉のくるみがけグリル」「チョコレートムース」の8品。これに加え、金沢製粉と伊藤製パンが協力して製造したくるみパン「頭脳パン(原料:頭脳粉)」も振る舞われた。
なお、カリフォルニアくるみ協会の公式サイトでは、くるみの魅力や栄養価、くるみを使ったレシピが紹介されている。