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“口臭”に対する日本と海外の認識の違いとは?

口のイメージ 写真提供:Getty Images
2014年9月30日(火) 10時30分
口のイメージ 写真提供:Getty Images
口のイメージ 写真提供:Getty Images
インタビューに応える日本フィンランドむし歯予防研究会理事、日本歯学センター 歯科医師 田北ユキヒロ氏
インタビューに応える日本フィンランドむし歯予防研究会理事、日本歯学センター 歯科医師 田北ユキヒロ氏

 他人の口臭が気になる事は時々あるかもしれないが、自分自身の口臭に気づいたり、気になる事は意外と少ないのではないだろうか。もしかしたら、自分の口臭が、人を遠ざけてしまっている事もあるかもしれない。

 では、なぜ口臭が発生するのか。その原因や対策について、日本歯学センターで歯科医師として活動している田北ユキヒロ氏に聞いた。

――そもそも、口臭の主な原因はどういったものが挙げられますでしょうか?

 まず、口臭がある方については、「口の中が原因の方」と「喉や胃といった内臓が原因の方」に分けられます。そして、口腔内の口臭に関しては「口の中の汚れ」「むし歯」「歯周病」の3つが主な原因と考えられています。

――口臭の原因に対する世間の理解度はどの程度だと思われますか?

 日本だと「口臭」という言葉のとおり、当医院に口臭の相談に来る方は、口の中に何か原因があると思い込んでいる方がほとんどですので、理解度という点では低いと思います。日本は文化的な面で、お互いに近づかない、マナーとして口を隠して話したりといった事があります。また、もし相手に口臭があっても言わない文化も、口臭の認識が低い原因だと思います。

――では、海外での口臭に対する意識はいかがでしょうか?

 日本では相手との距離を置く事を大事にしていますが、欧米ではハグやキスが当たり前のため、会話の際に口臭があるという事自体、同じお付き合いができないという事になります。欧米では口臭に対して大変気をつかいますし、口臭に対して消す努力をものすごくしています。彼らは口臭は「病気」だという認識の元、直す努力をしています。海外に実際に住んでいて、そこは日本と違うところだと思いました。また、海外では、口臭を「バッドブレス」と言い、もっと口臭が酷くなると「ドラゴンブレス」とも言います。

――自分自身に口臭があると認識するためには、どうすればよいですか?

 まず、自分で常に口臭があるのではないかと心がける事が一番重要です。自分でチェックするには、空のコップに自分で息を吐いてすぐに鼻で息を吸う事で、口臭に気づく事ができます。また、家族などの信頼できる方に時々チェックしてもらう事もよいでしょう。口臭を測る機械を装備している歯科・医科もありますので、数値で把握する事も可能ですが、全ての歯科・医科に機械があるわけではありません。

――では、口臭があるとわかった際、手軽に自分でできる口臭予防対策はどういった事が挙げられますか?

 口の中が乾いて唾液の量が少なくなると、汚れを落とす自浄作用が弱くなってきます。「寝不足」「ストレス」「飲み物不足」などが重なると口臭の原因となりますが、唾液を出すためには、キシリトール入りのガムなどを噛む事が効果的です。ガムを噛む事で唾液が出て、汚れも落としてくれます。問題は、砂糖が大量に入ったガムだと、逆に口の中の細菌を活性化してしまうため、できれば、キシリトール入りのガムを選んでほしいですね。

――ありがとうございました。口臭に対する日本と海外の認識の違いや、自分の口臭を疑う事の重要性を理解することができました。次回は、歯科医院で治療可能な口臭治療や、その対策などについてお話をうかがいます。


【回答者プロフィール】
田北 ユキヒロ(たきた ゆきひろ)
日本歯学センター 歯科医師/日本フィンランドむし歯予防研究会理事

《ダイエットクラブ編集部》
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