食事で摂る「油」を気にしていますか? ココナッツオイル料理に注目

ココナッツオイル料理「にんじんとインゲンのソテー」
日々、食べている料理に使われている「油(脂質)」のことや、その油が身体に与える影響を理解して、食事を摂っている人はどれくらいいるだろうか。

脂質を構成する脂肪酸は、大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」があり、飽和脂肪酸は肉類や乳製品に、不飽和脂肪酸は植物性の食品に多く含まれている。

近年、アメリカでは、マーガリンやショートニングなどに多く含まれている「トランス脂肪酸(不飽和脂肪酸のトランス型)」の摂り過ぎが問題視されており、ニューヨークやカリフォルニアなど一部の地域では、すでに使用量を規制。今後、アメリカ全土で加工食品への使用が禁止される可能性があるという。

このことは、日本でも話題になり、農林水産省のWebサイトでは、昨年の4月16日に「トランス脂肪酸に関する各国・地域の取り組み」というページが公開された。

トランス脂肪酸の過剰摂取が問題になっているためか、ここ数年、アメリカでは「ココナッツオイル」が注目を集めているらしい。

長年にわたって、ココナッツオイルの研究を行っている、ブルース・ファイフ氏が執筆した著書(ココナッツオイル健康法)では、健康を促進させる「良い」油のひとつとしてココナッツオイルが紹介されており、アルツハイマーやガン、糖尿病、心臓病を防ぎ、体重を落として、肌や髪を若返らせる「良質な油」だと記されていた。

日本でも、ココナッツオイルを摂っている人が増えているのか、神奈川県の葉山町でオーガニック料理教室を開催している白崎裕子氏が、本年9月に『ココナッツオイルのかんたんレシピ』(価格:1,200円+税)を出版している。

同書では、レシピ紹介の前に、ココナッツオイルの特徴や使い方、選び方(香りや味があるタイプ/無味無臭タイプ)のコツが、わかりやすく解説されているところがポイント。ココナッツオイルの魅力をすんなりと理解できる。

掲載されているレシピは、「煮る・蒸す・焼く・揚げる」「ストックをつくる」「朝食のスープ」「おやつ」の4つに分類されており、ココナッツオイルを使って、さまざまな料理を簡単においしく作る方法を学べる。
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