家庭の味は濃い?味覚オンチにならない5つの条件

家庭の味は濃い?味覚オンチにならない5つの条件
2015年3月13日(金) 21時00分 提供元: 食育ずかん
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家庭の味は濃い?味覚オンチにならない5つの条件
家庭の味は濃い?味覚オンチにならない5つの条件


昨年、テレビ番組で専門家が子供の『味覚』について調査を行ったところ、およそ3割の子供が『味覚』を正しく認識できていないということがわかりました。これは子供の食生活が大きく関係しています。確かに子供はジャンクフードを好むものですし、味の濃いもののほうが食べる傾向にありますよね。もしかしたら家庭の味は濃い?そもそも味覚とは何なのでしょう?

【味覚】味覚とは『甘味』『酸味』『塩味』『苦味』『旨味』の5つの基本味からなります。味覚を感知するのは味蕾(みらい)で、新生児は味に対する反応が強く、味蕾の数は成人の1.3倍あります。ということは、子供は成人より味に対してとっても敏感!人間は本能的に甘味・旨味・塩味を好み、これは母乳と関係していて母乳のエネルギー源である炭水化物は甘味、たんぱく質であるアミノ酸は旨味、ミネラルであり生きるために必要である食塩は塩味です。母乳は濃い味ではないので、低年齢時期から濃い味を覚えてしまうと奥深い味覚の発達を阻害します。

【保育園の給食】先日うちの子供の保育園で「給食試食会」というのがありました。その時食べたものは子供に大人気「ミルクカレー」でした。どれほどおいしいのかと期待して食べたその時!薄い…。素朴な味でした。これを子供たちはおかわりして食べるのか?こんな薄味でいけるのか?と疑問に思ったほどです。うちの子供は2歳と6歳で、まぁ6歳クラスの子はもう少し塩味があるのかな?と保育園の栄養士さんに尋ねると、なんと量が違うだけで同じ塩味だそうです。

【もしかしたら家庭の味は濃い?】保育園の給食が食べられるならうちの家庭は濃い?確かに私は「ちょっと子供には濃いかな?まぁいっか…」と与えてしまうことがあります。子供は「もっと、もっと」と喜んで食べるので、「じゃあ、もう一口…。」ちょっと待った!ここで慣れさせてはいけない!!では、どうしたら子供の味覚を育てることができるのでしょう。味覚オンチにならない5つの条件をまとめてみました。

(1)薄味を心がける新鮮・厳選された素材で、素材そのものが持つ「うまみ」を味わうことが大切。出汁をきかせて調理すると、出汁の旨味によって調味料に頼らなくても味を感じやすくなります。またサンマの塩焼きなどは塩を減らして焼き、焼きあがりにレモンなどの酸味をふることでしっかりした味付けを感じることができます。出汁の旨味と酢やかんきつ類などの酸味が素材の「うまみ」を引き出し、薄味でもおいしくしてくれます。

(2)唾液が出るようによく噛んで食べる「お米は噛めば噛むほど甘くなる」と聞いたことはありませんか?味覚を育てるために必要なのは、そう「よく噛むこと」です。よく噛むことで唾液がたくさん出て、唾液を介して味を感じます。味を感知する味蕾は舌だけでなく上あごやのどにもあるのでよく噛んで、口の中全体で味わうとおいしさが何倍も広がります。

(3)口の中をきれいに保つ口の中にはもともと雑菌(細菌)が存在します。歯磨きやうがいで口やのどをきれいに保つことで味覚を感じやすくし、食べ物の微妙な味がわかるようになります。

(4)一緒に調理するうちの子供の保育園には調理実習があります。みんなで協力して野菜を切ったり、煮たりするそうです。保育園の先生に聞くと、その日自分たちで作った料理は残さず食べる子が多いそうです。確かにうちでもたまに料理をさせる時がありますが、その日のご飯は「おいしいね」と言ってよく食べました。同じものを味わって「共感」することは喜びにつながります。喜びは「おいしさ」を記憶させ、食べる楽しみにもつながりますね。そうすると食に対して興味がどんどん沸いてくるのかも?

(5)亜鉛を摂るファーストフードやインスタント食品などの加工食品には、亜鉛の吸収を妨げるリン酸塩などの食品添加物が含まれているため、加工食品ばかり食べていると亜鉛不足に陥ります。亜鉛は味覚を正常に保つ働きや骨・皮膚の発育を促進する栄養素で、不足すると味覚障害や成長期の子供では成長不良を起こします。ただし、通常の食生活で摂りすぎる心配はほとんどありません。亜鉛が多く含まれている食品は、牡蠣・かに・豚レバー・牛肉などです。意識して摂るようにしましょう。

いかがでしたか?子供に食べ物を与えているのは私たち親。子供の味覚を育てるのは親次第!できることから実践していきたいですね。

Text by くまこ/食育インストラクター

《ShokuikuZukan》

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