国内酒類市場、「地ウイスキー」や「クラフトビール」などの新興勢力が台頭…帝国データバンクの調査

酒類出荷量(2013年、国産+輸入、国税庁調べ)
帝国データバンクは、“地場系”ウイスキー&ビール&ワイン実態調査を実施した。

ウイスキー市場はサントリーとニッカウヰスキーの大手2社で市場の9割を占めている。地ウイスキーメーカーも10社にとどまっているが、規模は小さいながらも近年、ベンチャーウイスキーの「イチローズ・モルト」など、世界的な知名度を誇る企業も登場してきている。

ビール市場はアサヒビール、キリンビール、サントリー、サッポロの大手4社が市場の99%を占める寡占市場。地ビールメーカーは大手とは比較にならないニッチ市場ではあるが、小規模な醸造所で独特の製造方法によって作られる、いわゆる“クラフトビール”市場も一定の市場を形成、増勢傾向にある。

ワイン市場はこの20年で完全に定着、輸入、国産とも伸びている。地場系ワインメーカーも100社超と裾野が広く、日本の酒税法上、優遇されていることもワイン普及の一因と見られている。
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