3月31日、都内にて『お腹の不調に悩める女性の「ブランでスッキリ!習慣」メディアセミナー』が実施された。
同セミナーは、「ブランでスッキリ!委員会」の活動内容をアピールするために行われたもの。
同委員会は、医師・専門家が発起人となり発足したもの。自然由来の食物繊維「小麦ブラン」を通じて、腸内環境を整えることの重要性や、自然な方法で “スッキリ習慣”が体験できることを伝えるために、食物繊維や便秘に関する最新情報、小麦ブランを使ったレシピなどを発信している。
小麦ブラン(小麦ふすま)とは、小麦をはじめとする穀類の外皮部分。主に不溶性食物繊維や鉄分、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富で、保水性の高い食物繊維を多く含み、お腹の中で水分を吸収して膨らむ性質があるらしい。
今回のイベントでは、同委員会のメンバーである小林暁子氏(内科皮膚科医、医療法人小林メディカルクリニック東京院長)と、青江誠一郎氏(大妻女子大学家政学部食物学科教授、一般社団法人日本食物繊維学会常務理事)による講演が行われた。
小林氏は、現代女性の腸内環境について語り、女性が便秘になりやすいのは「女性ホルモンバランスの影響」「偏ったダイエット」「便秘薬・下剤に頼る」「筋肉・解剖学的理由」が要因だと話したあと、“食物繊維を多く摂る人ほどBMIが低い”という研究結果があることにも触れていた。
一方、青江氏は「食物繊維のはたらき(不溶性と水溶性)」「朝食に穀物を摂取することの健康効果」「小麦ブランの健康機能性」などを説明。最後には「小麦ブランの消化管機能に及ぼす影響」として、排便回数の改善や短鎖脂肪酸(酪酸)産生の促進、腸管感染の改善に関するエビデンスがあることを紹介した。
このほか、セミナー会場内には、食物繊維がたっぷり摂れるメニュー例として、日本ケロッグのシリアル商品「オールブランシリーズ」を使用した料理などが展示されていた。
目次