子宮頸がんの本当の怖さは「知られていないこと」…啓発キャンペーン『子宮頸がん “私の問題”』

子宮頸がん “私の問題”
MSDは、3月30日に『子宮頸がん “私の問題”』をテーマに子宮頸がん啓発キャンペーンを開始した。

同社が2014年7月に13~50歳の女性1,800人を対象に実施した「子宮頸がんに関する認知調査」では、多くの女性が「若い女性で子宮頸がんが増えている」ことは知っていたが、子宮頸がんとその治療がもたらす具体的な身体的・精神的負担について、ほとんど知られていないことが明らかになった。このような背景から同社は、子宮頸がんの本当の怖さは「知られていないこと」ではないかと考え、啓発キャンペーンを開始したという。

同キャンペーンでは特設サイトを開設し、子宮頸がんの発症年齢や発症率など、子宮頸がんに関する7つの事実を視覚的に伝えるインフォグラフィックや、患者やその家族などの実話をもとにしたショートストーリーを紹介。また、新聞広告やインターネット広告のほか、女性専用車両での中吊り広告やトレインチャンネルで、女性が子宮頸がんを「私の問題」としてとらえるきっかけを提供する。

子宮頸がんは、毎年約10,000人もの女性が新たに子宮頸がんにかかり、約3,000人が亡くなっている。また、発症年齢が出産や働き盛りの年齢とも重なり、治療によって命を取りとめても女性の人生に大きな影響を及ぼすことが多いという。子宮頸がんは、予防が期待できるが、日本女性の検診率は37.7%で、先進諸国(60~80%)を大きく下回っている。
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