京樽は、20~59歳の既婚女性を対象に、「夫婦仲と減塩に関する実態調査」を実施した。
家族の食事を用意する時に気を付けていることを聞いたところ、「栄養素が偏らないようにする」が56.4%、「お金をかけ過ぎない」が53.4%で、共に過半数となっている。それらに次いで高い割合となったのは「塩分が多くなり過ぎない」で5割弱(47.9%)となった。以下、「旬のものを取り入れる」(35.2%)、「カロリーが多くなり過ぎない」(34.9%)、「同じメニュー・似たメニューの連続にならない」(32.7%)が3割台で続いている。
夫の食生活・食の嗜好で心配していることを聞いたところ、「脂っこいものが好き」(38.9%)、「早食い・大食い」(35.0%)、「塩辛いものが好き」(33.7%)が3割台で上位3項目となった。食生活の改善のために、実際に取り組んだ経験のあることを聞いたところ、最も多かったのは「ネットで健康的な料理・食事について調べる」(32.9%)となり、次いで「スマホ・タブレットのレシピアプリで、健康的な料理・食事を検索する」(30.3%)が続き、ITを活用した情報収集が上位に挙がった。以下、「テレビで、料理番組や、料理コーナーをこまめにチェックする」(22.8%)、「ランチ用に手作りのお弁当を作ってあげる」(21.1%)と続いている。
減塩への心掛けについて聞いたところ、「旦那さまに出す料理で減塩を心がけている」について、「あてはまる」が6割(60.3%)で多数派となった。夫に大切にされているかどうかで見ると、大切にされていると思う層の方が「あてはまる」が高くなっている。夫が自分の食事の減塩に気を遣ってくれていると思うかでは、「あてはまる」は28.4%だった。同様に、夫に大切にされているかどうかで見ても、大切にされていると思う層の方が「あてはまる」が高くなっている。
「減塩料理は旦那さまに対する愛情表現だと思う」という意見に、自身の考えがあてはまるかどうか聞いたところ、約6割(57.8%)が『あてはまる』と回答し、塩分のとりすぎに配慮した料理を用意することが、自身にとってひとつの愛情の形である、と考えている妻が半数を超える結果となった。
夫婦仲に関する状況として、「家庭生活は円満だと思う」に自身があてはまるか聞いたところ、全体の結果は「あてはまる」は8割強(81.4%)となったが、夫婦互いの減塩への気遣い状況別に見ると、互いに気を遣っている“減塩夫婦”では、「あてはまる」が9割強(92.6%)となり、片方だけが気遣っている夫婦や(自分だけ81.5%、夫だけ80.8%)、互いに気遣っていない夫婦(73.6%)よりも割合が10ポイント以上高くなっている。
目次