


普段どのようなコーヒーを飲んでいるか聞いたところ、最も多かったのは「缶コーヒー」(47.4%)、次いで「インスタントコーヒー」(46.9%)で、共に半数近くにのぼった。以下、「コーヒーチェーン店のコーヒー」(31.4%)、「コンビニコーヒー」(31.1%)が約3割となった。コンビニコーヒーは上位3位に入らなかったが、年代による飲用率の差が小さく、偏りなく幅広い年代に飲まれているようだ。また、「コーヒーを飲まない」については、20代では27.0%だったが50代になると8.0%と19ポイント下がっており、年代が上がるにつれコーヒーの飲用率が高まっている。
コンビニコーヒーの購入時間は、「12時~14時台」(43.4%)が最も多く、以下「15時~17時台」(42.6%)、「9時~11時台」(31.7%)という結果となった。「18時~20時台」以降は、40~50代と20~30代の飲用率に開きが見られ、年代が上がるにつれ、夜遅くの飲用は控えているようだ。コンビニコーヒーを飲む場所については、「車内」(43.8%)が最も多く、以下「職場」(41.8%)、「自宅」(38.6%)と続いた。年代別で見ると、40~50代は「車内」で飲む割合が最も多く、30代は「職場」、20代は「自宅」となっている。
コンビニコーヒーの、商品の最適価格を導き出すPSM分析を行ったところ、150mlほどの最も小さいサイズの理想価格は105円となった。これは、現在コンビニ各社で販売されている値段とほぼ同じと言ってよい価格だという。一方で、「これ以上高くなると買わなくなる」という上限価格は120円、「これくらいの価格なら買っても構わない」という妥協価格は118円だった。また、「これ以上安くすると品質に問題があるのでは」と疑い始める下限価格は95円だった。
コンビニコーヒーの満足点を聞いたところ、「本格的な味がする」(64.3%)が最も多く、次いで「香りがいい」(62.7%)、「価格が適切である」(59.0%)という結果となった。「本格的な味がする」は各年代にそこまで大きな開きは見られないが、「価格が適切である」は年代によって大きな開きが見られ、50代は71.4%となっているが、20代は45.9%と、25.5ポイントの差があった。