スーパーやコンビニなどで、「特定保健用食品(トクホ)」を見かけたことがある人は多いだろう。
定期的にトクホを食べている人は、本年6月から発売がスタートした「機能性表示食品」への認知度が高く、トクホに対して、「国(消費者庁)の許可があり効果がありそう」と思っている人が多いらしい。
6月中旬に、矢野経済研究所が、国内在住の30代~70代の男女922名(男性457名、女性465名)を対象に「特定保健用食品と機能性表示食品に関するアンケート調査」を実施し、その調査結果を7月31日に発表した。
同調査で、機能性表示食品の認知について尋ねたら、「知っていた(13.4%)」「聞いたことはあるが、詳しくは知らない(55.1%)」と回答した人の合計が68.5%とになり、「知らなかった」と答えた人は31.5%だった。
また、トクホの喫食状況と機能性表示食品の認知状況を調べたら、トクホを定期的に食べている人のうち、50%が「機能性表示食品を知っていた」と回答。しかしながら、トクホをこれまで食べたことがない人では、機能性表示食品の認知度が7.7%となり、とても低かった。
このほか、トクホの喫食状況別(定期的に食している/ときどき食している/以前は食していたが、現在は食していない/これまでに食したことがない)で、トクホに対するイメージを集計したら、定期的にトクホを食べている人の38.3%が「国(消費者庁)の許可があり効果がありそう」と回答。また、「継続して摂取することが必要(35.0%)」「国(消費者庁)の許可があり安心(33.3%)」という回答も多かった。
その一方で、これまでにトクホを食べたことがない人は、「あまり意識していない(30.7%)」「分からない・不明(13.8%)」「トクホとその他の食品の区別がつかない(11.7%)」という回答結果になった。
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