
















同セミナーは、ドコサヘキサエン酸(DHA)の効果や、DHAを食事で摂取する方法などを紹介するために実施されたもの。
講師として登壇したのは、神奈川工科大学 応用バイオ科学部 栄養生命科学科教授の岡田知雄氏。
岡田教授は、「良質な脂肪であり、多価不飽和脂肪酸と呼ばれているDHAなどのオメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)を摂取することは、健康のためにとても重要」と話したあと、「DHAが魚から摂れるのは、魚が食べる“海藻”にDHAが含まれているからなのです」と紹介。
続けて岡田教授は、DHAの効果(記憶力・判断力の向上、アルツハイマー型認知症に対する効果、血流の改善、視力の回復、アレルギー予防、精神を安定させる)を説明した上で、妊娠中にDHAが豊富な食事を摂ることは、胎児や乳児の脳の成長に大切で、視神経機能の発達や、学童期における学習障害の予防、抗肥満効果などが得られることを話した。
さらに岡田教授は、子どもにとって有効なDHAの摂取方法として、食事でサンマやイワシのような小魚を食べたり、純粋なDHAの抽出物を食品へ添加して摂ることを薦めていた。
岡田教授の講演後、スペシャルゲストとして、タレント・女優の山口もえが登場。山口は、野菜ソムリエの中級資格を持つ二児の母で、「DHAは頭が良くなるイメージがあるので、お魚は(子どもたちに)よく食べさせています」とコメント。
今回、岡田教授の講演を聞いた山口は、「お魚からしか、DHAは摂れないと思っていたので、藻から摂れるなんて知らなかったです! 最近、物忘れが多いので、私もDHAを摂りたいな」と、苦笑いしながら話す場面も。
また山口は、「積極的にDHAを摂っていきたい! ですが、ママって忙しいので、DHAが含まれている補助食品やサプリメントを上手く取り入れていきたいと思います」と言い、子どもの食事に対する思いを語っていた。