昔の給食レシピを再現!【昭和30年代前半】

昔の給食レシピを再現!【昭和30年代前半】
2015年9月4日(金) 00時00分 提供元: 食育ずかん
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昔の給食レシピを再現!【昭和30年代前半】
昔の給食レシピを再現!【昭和30年代前半】

昭和30年代の学校給食の献立を見ていくと、ほとんどが「パン、ミルク、おかず」という組み合わせです。おかずといっても、今では副菜として考えるサラダやあえ物のみという場合や、パンには合うと思えない煮物や煮豆、おでんなどが登場します。
そこで、昭和31年の給食として「パン、ミルク、大根のふろふき」(597kcal)を再現してみました。えっ?パンにふろふき大根?!とギョッとした方もおられると思いますが、当時の学校栄養士の記述には、【子どもは食べ慣れない料理には手をつけない傾向があるので、パンに合う目新しい洋風料理よりも、家庭料理をアレンジして組み合わせている】とあります。つまり、昭和30年代の家庭料理は和食が主流だったので、子どもたちは和風のおかずの方が食べてくれた、ということでしょう(現代っ子と逆ですね…)。このふろふき大根には、缶詰の鯨肉、煮干粉、にんじん、大根の葉を入れた特製甘みそがかかっています。また、60~70代の方に「好きな給食」をアンケート調査したところ、1位は「カレーシチュー」でした。
そこで、「パン、ミルク、カレーシチュー」(659kcal)も再現してみました。

このカレーシチューには、脱脂粉乳と当時安価だった鯨肉が使われています。シチューというよりも汁物に近く、カレー粉と塩で味つけされています。また再現して気づいたのが、コッペパンの巨大さ!昭和30年代に多く見られた小麦粉重量100g(現在は約40g)のパンを再現すると、子どもの顔ぐらいある大きなコッペパンになりました。当時の記録では、特に農村部でパンが大歓迎されている様子が出てきます。子どもたちは残したパンを大事に家に持ち帰り、兄弟たちに分け与えていたようです。

さて、こちらは昭和31年、愛知県豊橋市の小学校で撮られた写真です。パンを一生懸命ほじっていますが、何をしたいのでしょうか(笑)。給食指導も大変そうです。巨大なコッペパンの思い出を聞くと、「中が焼けていなかった」「パサパサしていて喉を通らなかった」「大嫌いな福神漬けをパンの中に詰め込んで家に持ち帰った」などがありました。今回再現したパンはとてもおいしかったですが、パンを焼く技術も当時よりも格段に上がり、小麦粉自体の質も向上したからではないかと考えます。
次回は、昭和30年代後半の給食をご紹介します。
(月刊「学校給食」2013年3月号『給食ありがとう 歴史&メニュー』より)
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《ShokuikuZukan》

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