テレビや雑誌などで「食育」という言葉を見聞きしたことがある人は多いと思うが、子どもに食育を行うと、実際にどのような変化があるのだろうか。
オウチーノ総研が、11月10日~17日の間、子どもがいる首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の、20歳から49歳の女性(855名)を対象に、子どもの「食育」に関する実態調査を行い、その結果を11月30日に発表した。
同調査で、『子どもに対して「食育」を行っていますか?』と尋ねたら、「よく行っている(11.0%)」「まあまあ行っている(34.6%)」と回答した人の合計が、45.6%だった。
続いて、食育を行っていると答えた人たちに、その理由を尋ねたら、もっとも多かったのは「食べものや食事の大切さを知ってほしいから」となり、その他としては「好き嫌いをなくしたいから」 「いつまでも健康でいてもらいたいから」などの意見もあった。
そこで、食育として実践していることを調査したら、1位は「『いただきます、ごちそうさまでした』をきちんと言う」、2位は「栄養バランスを考える」「1日3食食べる」となり、次いで「食事のマナーを守る」「旬のものを食べる」「家族揃ってごはんを食べる」の順になった。
最後に、『食育を行ってから、子どもに何か変化はありましたか?』という質問を行ったら、「食べることが好きになった(25.1%)」がトップとなり、それ以降としては「健康になった(24.0%)」「料理が好きになった(23.3%)」「偏食がなくなった(22.5%)」と答えた人が多かった。
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