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澤穂希の引退会見、一問一答「最高のサッカー人生でした」

澤穂希の引退会見(2015年12月17日)
2015年12月20日(日) 08時00分 提供元: CYCLE
澤穂希の引退会見(2015年12月17日)
澤穂希の引退会見(2015年12月17日)
澤穂希の引退会見(2015年12月17日)
澤穂希の引退会見(2015年12月17日)
澤穂希 参考画像(2015年5月24日)
澤穂希 参考画像(2015年5月24日)
澤穂希 参考画像(中央/2011年7月17日)
澤穂希 参考画像(中央/2011年7月17日)
澤穂希 参考画像(2015年5月24日)
澤穂希 参考画像(2015年5月24日)

女子サッカーの澤穂希(INAC神戸レオネッサ)が12月17日に引退会見を開いた。15歳で日本代表入りしてから常に女子サッカー界の先頭に立ち続け、2011年には日本に初のワールドカップ(W杯)優勝をもたらした澤。その引退会見には多くの記者が集まった。

フラッシュが焚かれる中、笑顔で会見場に現れた澤。だが、「このたび、私、澤穂希は今季をもちまして、現役を引退することを決断しました。引退の一番の理由は心と身体が一致して、トップレベルで戦うことが段々難しくなってきたと感じたからです」と話したところで、感極まって言葉を詰まらせた。

やや間があってから、「人生最大の決断となりましたが、悔いのない、やりきった、本当に最高のサッカー人生でした」と続けた。

---:感極まるようなシーンもありましたが、今のお気持ちはどうでしょうか?

澤穂希選手(以下、敬称略):長い間サッカーを続けてきて、たくさんのことを経験し、本当に悔いのないやりきった最高のサッカー人生だったなと思います。

---:引退を決めた時期はいつだったのでしょうか?

澤:去年から、今年現役を続けるか続けないか、自問自答を何度も繰り返してきました。その中で主人にも背中を押され、サポートしてもらい、この1年本当に頑張れたと思います。

W杯が終わったあと、本当に「悔いなくやりきったな」と思えた瞬間があり、その時から今年いっぱいだと思っていました。
---:W杯を終えたあと、それとも終える前から感じるものはあったのでしょうか?

澤:代表から外れた時期、いろんなことを考えました。心と身体を一致させてトップレベルにするのは、もう難しいのかなと自分自身も思っていたので、今年1年かなという思いでした。

---:心と身体のトップレベルでの不一致とは具体的に。

澤:2011年のW杯の時と比べると、やはり身体も疲れが取れなかったりとか、気持ちの面でも目標に向かっていくうえで難しい一面がありました。

---:どうしても今年8月の結婚と引退を結びつけてしまうのですが?

澤:まったくそれはないです(笑)。結婚していようがいまいが、たぶんこの決断には変わりなかったと思います。むしろ主人が支えてくれたので、この1年頑張れたと思っています。

---:これからINACは皇后杯があります。準々決勝、勝ち上がれば準決勝、決勝。大切な時期ですが発表をこのタイミングに選んだ理由は?

澤:そうですね。皇后杯を終わってからみんなに伝え、「それじゃバイバイ」というのは寂しすぎるので、動揺させてしまう部分もありましたが意識を共有したかった。最後このメンバーで皇后杯優勝するためにも発表させていただきました。

---:最大3試合、どういうプレーを澤穂希は見せてくれますか?

澤:1試合、1試合、今持ってるすべての力を出し切って、今まで応援して支えてくれたすべての人に澤穂希らしい、泥臭いプレーだったりとか最後まであきらめないひたむきなプレーを見せられたらいいなと思います。

---:ゴールが見たいのですが。

澤:意識しすぎるとゴールできないので、まずはチームの勝利に貢献できるように、その中で得点できればうれしいです。

---:皆さん気になるのは引退されたあとのことだと思うのですが、澤さんご自身はどのようなライフプランをお持ちですか?

澤:皇后杯が終わったら少しだけ身体と心を休ませ、今後はサッカーはもちろん日本のスポーツ界、世界でも活躍できるような、澤穂希にしかできない仕事をやっていけたらいいなと思います。

そして子どもが大好きなので、今後日本女子サッカーの底辺を広げるためにも普及活動や、子どもに夢を与えられる仕事ができればと思います。

---:将来的に指導者というのも頭の中にあったりするのですか?

澤:そうですね。現役中は「指導者はないな」と思っている部分もありましたけど、今後はもしかしたら指導者になりたいという気持ちになるかもしれないので、そのときの気持ちを大切にしたいと思います。

---:サッカー協会の重要なポストというのは、どのようにお考えですか?

澤:まだ直接お話をいただいてないのですが、今後何か自分にできることがあるのなら、そこは考えていけたらいいなと思います。
---:リオ五輪との関わりというのは何か考えてらっしゃいますか?

澤:今の時点では分からないです。何か自分にできることがあれば協力してやっていけたらいいなとは思っています。

---:今回の決断で一番悩んだことは何でしょうか?

澤:来年どうしようかなというのも正直、悩んだことはゼロではなかったです。続けようか続けまいか何度も自問自答を繰り返しました。でも、身体と心に自分で聞いてみて、やりきったという結果が出たので…。そこが少し悩んだ部分です。

---:今回の決断にあたって、ご主人様からはどのようなことを?

澤:現役を続けるのであれば変わらずサポートしてくれるとは言ってくれました。でも、最終的に決めるのは自分なので。主人に伝えてからは皇后杯、今までお世話になった人への感謝の気持ちを込めて、澤穂希らしいプレーをしてほしいとは言っていただきました。

---:澤選手にとって、人生の半分以上を過ごしてきた日本代表とは?

澤:人生の半分以上は、なでしこジャパンでプレーしたので本当に家族のような存在です。

---:長いキャリアを歩んできて今、自分自身に声をかけるとしたら?

澤:長い間お疲れ様でしたという一言です。

---:今後の話として指導者、解説者、あるいは政界進出なんて話もありますが?

澤:今後のことは本当に未定なので今すぐどうとは言えないですけど、澤穂希にしかできない仕事があるのであれば、それは積極的にやりたいなと思っています。

---:澤選手に憧れる子どもたち、アスリートにどんなメッセージを?

澤:自分が経験したように悔いのない、納得いく選手生活を楽しんでほしいなと思います。

---:ファン、サポーターの皆さんに一言お願いします。

澤:私がここまでサッカーを続けられたのも、たくさんのファンの方々や、応援してくださった方々、もちろん家族をはじめたくさんの方々のおかげで今の自分があると思っています。長い間サポートしていただいてありがとうございました。

《岩藤健》
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