話題の「子連れコワーキングスペース」を体験してみた<後編>

RYOZAN PARK こそだてビレッジ「キッズスペース」
2016年1月23日(土) 08時00分 提供元: リセマム
RYOZAN PARK こそだてビレッジ「キッズスペース」
RYOZAN PARK こそだてビレッジ「キッズスペース」
RYOZAN PARK こそだてビレッジ
RYOZAN PARK こそだてビレッジ
RYOZAN PARK こそだてビレッジ
RYOZAN PARK こそだてビレッジ
RYOZAN PARK こそだてビレッジ「和室」
RYOZAN PARK こそだてビレッジ「和室」
RYOZAN PARK 屋上
RYOZAN PARK 屋上
RYOZAN PARK 5階オフィススペース
RYOZAN PARK 5階オフィススペース
RYOZAN PARK 6階シェアオフィス
RYOZAN PARK 6階シェアオフィス
RYOZAN PARK こそだてビレッジで工作
RYOZAN PARK こそだてビレッジで工作
Hatch Cowork+KIDs
Hatch Cowork+KIDs
Hatch Cowork+KIDs オフィススペース
Hatch Cowork+KIDs オフィススペース
Hatch Cowork+KIDs キッズスペース
Hatch Cowork+KIDs キッズスペース
Hatch Cowork+KIDsの一日
Hatch Cowork+KIDsの一日
Hatch Cowork+KIDs「IDOBATA」
Hatch Cowork+KIDs「IDOBATA」
ベビコ
ベビコ
ベビコ
ベビコ
ベビコ
ベビコ

 認可保育園の次年度入園申込みの結果が出るこの時期、希望が通らなかった人もいるだろう。そこで、保育園に子どもを預けるのではなく、子どもの成長を見守りながら仕事ができるシェアオフィス「子連れコワーキングスペース」の体験レポートをお届けする。

◆RYOZAN PARK こそだてビレッジ(東京・大塚)

 子どものそばにいて「子育て」も「仕事」もしたいという第3の選択肢を目指し、2015年1月に設立された。多くの大人たちに見守られながら、多様な子ども同士が関わり合うことで社会性が身に付けられる。

 筆者は5歳の息子と0歳の娘を連れて利用してみた。最寄り駅に早く着いてしまったので、都電(路面電車)を見たり、途中の神社でお参りをしたり、公園で遊んだりでき、周辺の環境も子どもに優しい。

 RYOZAN PARKはビルの5階に12室のオフィススペース、6階にフリーアドレス型のシェアオフィス、7階に子どもと一緒に仕事ができるスペース、屋上に会員専用の屋上ガーデンがある。午前中(10時~12時)の託児を利用すれば、子どもと離れた6階のスペースで仕事に集中できる。

 5歳の息子は7階に着くとすぐにキッズスペースに駆け込み、大きなダンボールを見つけて「工作したい」と言って、スタッフの方と一緒に家を作っていた。子どもの創造性を掻き立てるシンプルなおもちゃが揃っていて、子どもたちはそれぞれ思うままに夢中で遊んでいる。月齢の異なる子どもたちが集まっていて、たくさんの兄弟・姉妹が一緒に遊んでいるようだ。

 ランチタイムになると、お弁当を持った子連れの利用者が和室に集まり、大きなテーブルを囲んで大家族のようにお昼ご飯を一緒に食べる。いつもは小食の息子だが、このときばかりは食がすすんでいた。

 こそだてビレッジは、子どもが小学校に入学する前までの利用だけでなく、小学生以上を対象にしたワークショップや家族で参加できるイベントも開催している。

◆Hatch Cowork+KIDs(東京・赤坂)

 「育児をしながら働きたいのに働く環境が少ない」という現状を変えたいという思いから設立された、子どもが自由に遊べるキッズスペースを併設したコワーキングスペース。2015年6月より託児スタッフが常駐し、保護者は仕事に集中しやすくなった。

 生後8か月未満の子ども連れの場合は、保護者もキッズスペースに常駐して仕事する。ヨチヨチ歩きの0~1歳児が多く、子連れで働いている託児スタッフにうまく誘導されて、5歳の息子は妹のお世話をしたり、小さい子どもたちと一緒に遊んだりする。曜日ごとのカリキュラムがあり、この日はふくわらいの工作に取り組んでいた。ここに来ている子どもは、月齢が高い子どもから刺激を受けるせいか、発育が早いそうだ。

 Hatch Cowork+KIDsは、子どもの人数に応じて託児スタッフを配置しているため、会員制となっている。不定期利用を受け入れると、日によって子どもが入れ替わり、子どもたちにとってストレスになるという。また、定期利用のほうが託児スタッフが子どもの性格や特徴を把握しやすい。

 9か月の子どもを連れて利用しているママは「自宅で子どもの世話をしながらだと2~3割しか仕事できないが、ここでは子どもを見てくれるので7割くらいこなせる。働きながら母乳育児を続けられるので満足」と話す。

◆ベビコ(東京・荻窪)

 待機児童問題をきっかけに、2013年11月に設立されたコワーキングスペース。東京都内では、正社員でも子どもを保育園に入園させることができないケースもあり、フリーランスや休職中の保護者の子どもはさらに入園が難しいという現状もある。そこで、ベビコはマンションの一室を利用して、子連れで仕事や復職準備ができる環境を提供している。また、月曜日と木曜日には、子育てサロンも開催している。

 日当たりがよく、自宅のような暖かい雰囲気のキッズスペースには、遊具や絵本がたくさんあり、0歳の娘はバウンサーに乗ってまどろんでいた。自宅でこれだけの環境を用意するのは難しいが、ここに来れば、子どもがさまざまな遊具で遊んでいる間、保護者は仕事や勉強ができる。より作業に集中したい場合は、保育士有資格者によるシッティングサービス(フリー会員は1,500円/時間、定期会員は1,000円/時間)を利用すると、保護者のそばで子どものお世話をしてくれる。また、保育園入園やキャリアカウンセリングなどの各種相談サービスも行っている。

 料金はすべて税別表示。子連れコワーキングスペースは、子ども同士が刺激を受けるだけでなく、さまざまな経歴をもつ人たちが集まるので、大人同士も刺激を受けられる。また、仕事をしている大人たちの姿を見ながら子どもが成長できるのも魅力だ。

《工藤めぐみ@リセマム》

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