高校から大学卒業までの教育費は約900万円、仕送り額減少

大学卒業までに必要な入在学費用
2016年2月25日(木) 19時00分 提供元: リセマム
大学卒業までに必要な入在学費用
大学卒業までに必要な入在学費用
高校卒業後の入学先別に見た卒業までに必要な入在学費用
高校卒業後の入学先別に見た卒業までに必要な入在学費用
世帯年収に占める在学費用の割合
世帯年収に占める在学費用の割合
年収階層別に見た世帯年収に占める在学費用の割合
年収階層別に見た世帯年収に占める在学費用の割合
自宅外通学者の有無
自宅外通学者の有無
自宅外通学者への年間仕送り額(自宅外通学者が1人いる世帯)
自宅外通学者への年間仕送り額(自宅外通学者が1人いる世帯)
自宅外通学を始めるための費用(入学者1人あたりの費用)
自宅外通学を始めるための費用(入学者1人あたりの費用)
教育費の捻出方法
教育費の捻出方法
節約している支出
節約している支出
年収階層別 節約している支出(年収200万円以上400万円未満)
年収階層別 節約している支出(年収200万円以上400万円未満)
年収階層別 節約している支出(年収400万円以上600万円未満)
年収階層別 節約している支出(年収400万円以上600万円未満)
年収階層別 節約している支出(年収600万円以上800万円未満)
年収階層別 節約している支出(年収600万円以上800万円未満)
年収階層別 節約している支出(年収800万円以上)
年収階層別 節約している支出(年収800万円以上)

 高校入学から大学卒業までに必要な入在学費用は、子ども1人あたり899.4万円で、前年調査(879.4万円)より20万円増加したことが日本政策金融公庫が2月23日に発表した「教育費負担の実態調査結果」より明らかになった。

 「教育費負担の実態調査」は、25歳以上64歳以下の男女で高校生以上の子どもを持つ保護者を対象に、インターネットによるアンケート調査を実施。4,700人(各都道府県100人)から回答を得た。調査期間は平成27年11月6日~19日。

 入学費用と在学費用を合計すると、子ども1人あたり高校3年間で232.4万円、大学4年間で667万円かかり、高校入学から大学卒業までにかかる費用の合計は899.4万円となった。高校卒業後の入学先別に見ると、私大文系で907.9万円、私大理系で1,050.4万円、国立大では689.9万円だった。

 回答世帯の平均年収は834.4万円と前年調査(821.6万円)より12.8万円増加したが、世帯年収に占める在学費用の割合は17.8%と、前年調査(17.4%)に比べて0.4ポイント増加した。また、年収階層別に見ると、年収が低い世帯ほど在学費用の負担は重くなっており、特に「200万円以上400万円未満」の層では平均負担割合が36.8%と、年収の3分の1以上を占めている。

 自宅外通学者のいる世帯は30.3%にのぼる。仕送り額は、年間平均124.9万円(月額10.4万円)となり、前年調査(140.3万円)よりも15.4万円減少している。さらに、自宅外通学を始めるため、アパートの敷金や家財道具の購入費用などで入学者1人あたり45万円かかる。

 教育費の捻出方法は、「教育費以外の支出を削っている(節約)」が29.9%ともっとも多かったが、前年調査と比べると「奨学金を受けている」22%(前年19.9%より2.1ポイント増)、「子どもがアルバイトをしている」20.1%(前年16.1%より4ポイント増)の伸びが大きかった。

 節約している支出は、「旅行・レジャー費」が61.6%ともっとも多く、ついで「外食費」59.3%、「衣類の購入費」44.9%、「食費(外食費を除く)」34.5%だった。年収「200万円以上400万円未満」の世帯では「食費」や「外食費」、「衣類の購入費」を節約していると回答した人がほかの年収層と比べて多く、年収「800万円以上」の世帯では「バッグ、アクセサリーなどの身の回り品や装飾品の購入費」や「保護者の習い事や趣味などにかかる教養娯楽費」を節約しているという回答が、ほかの年収層に比べて多かった。

《外岡紘代@リセマム》

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